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Mobile&Movie 第44回
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| 作品名 | マイノリティ・リポート(MINORITY REPORT) |
| 監督 | スティーブン・スピルバーグ |
| 制作年・製作国 | 2002年アメリカ作品 |
フィリップ・K・ディックの同名短編小説を映画化した話題作「マイノリティ・リポート」。この作品の舞台は、殺人事件を予知するシステムを構築した近未来のアメリカ。
犯罪予防局の任務は、予知能力者=プリコグが、未来の犯罪をスクリーンに映し出して現場を特定、事件が起こる前に犯人を逮捕するというもの。主任として働くジョン・アンダートンは、部下や上司から信頼されている優秀な捜査官ですが、消し去ることのできない過去の傷を抱えて、違法なドラッグを闇のマーケットで買うという裏の顔も持っていました。
予知システムによって制御された社会で、その影響力が強大になっていく犯罪予防局。犯罪予防局の査察にやって来た司法省のダニー・ウィトワーは、ジョンを徹底的に調べ上げ、違法行為を立証しようとします。
ダニーの執拗なやり方に苛立つジョンは、犯罪予防局の局長ラマーに相談しますが、「司法省は合法な手続きを取っている」と一蹴されてしまいます。そんな時、プリコグの予告する殺人事件の犯人として、自分の名前がアウトプットされ驚くジョン。しかも自分が殺す相手というのは、一度の面識もない赤の他人でした。「誰かが自分を陥れるために仕掛けた罠なのか」──ジョンは真相を探るため、予知システムに立ち向かいます。
予知システムに捏造が可能なのか、そのアウトプットにミスは起こらないのかを調べていくうちに、ジョンは3人のプリコグの予知が常に一致するわけではないことを知ります。未来のイメージは、2対1に分かれることもあったのです。こうした少数報告──「マイノリティリポート」は、システムの信頼感を損ねるものとして、内部で抹殺されていたのです。
「もしかしたら、その少数報告こそが未来の真実なのかもしれない」──ジョンは自分が殺人犯だと予知された未来が、本当に正しいものかさらに追求していきます。そして、予知システムの中で最後にジョンが見たものは──。
この作品の中で登場するのは、超軽量のイヤホン型の携帯電話。おそらく普段は耳に装着したままで使うはずですが、テーブルに置かれていました。鳴り続ける電話を取り次いだ秘書。
「プライベート番号に電話が入っています」
この電話こそが、ジョンが突き詰めた真実を伝えるのです。クライマックスまで、手に汗握るやり取りが携帯電話越しに繰り広げられます。
携帯電話のほかにも、この作品には近未来のさまざまなハイテクメカが登場します。スパイダーは網膜で犯人を識別し、熱反応で追跡する捜査ロボットで、ジョンを徹底的に追いかけます。また、トヨタのレクサスは、斬新なデザインと高度なドライビングでジョンの逃亡を助けます。
おまけ企画
2002年の秋、映画の舞台となった場所を探すべく、ニューヨークを訪ねました。極私的ニューヨーク携帯電話レポートを3回に渡ってご紹介します。
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