Mobile:NEWS 2003年1月24日 10:23 PM 更新

アメリカのケータイってどうなってるの? ニューヨーカーのケータイライフ

ニューヨーカーのケータイライフは日本のそれとどのように違うのだろうか? 友人、知人、さらにその知人など、ニューヨーカーと携帯電話の関係を探ってみた

 日本では、電車を待っているときなど、ちょっとした空き時間に携帯電話でメールを打っている姿を見かけます。アメリカでもショートメッセージや電子メールができる端末が増えているのですが、ニューヨーク在住の友人に聞いてみたかぎりでは、通話メインで使う人が多いようです。

 まずは私の学生時代の友人で、現在留学中のチエちゃんに話を聞いてみました。かなり大きくて「リモコン」のあだ名を付けているこの携帯は、SprintのMotorola端末。渡米後すぐに購入したものだそうです。

 3年前には、携帯はまだそれほど普及しておらず、購入するのにソーシャルセキュリティナンバーが必要であるなど、手に入れるまで時間がかかったそう。ダイナーで話を聞いている最中にも、ガンガン電話がかかってきてました。チエちゃんが、この携帯に決めた理由は「一番安かったから」。料金パックも格安のものを選んで、昼間200分、夜2800分、トータル3000分で29.99ドルなんだそうです。ただし、受信しても時間をカウントされてしまうので、昼間はなるべく用件だけを話すようにしているのだとか。


シスター風のチエちゃん


学中のチエちゃんの携帯は、年季入ってます

 次はセントラルパーク近くにお住まいのフォワードさん。携帯はAT&TwirelessのEricsson端末。携帯電話はずっと持っていなくて、最近購入したものだそうです。フォワードさんの購入ポイントも本体価格の“安さ”。


フォワードさんの携帯はericsson

 アーティストのフセインさんは、親子でおそろいの携帯。「デザインが気に入ったの?」と尋ねると「本体無料だったので、これにした」というお答え。こんなにクールなMotolora端末が無料なのにはビックリ。


親子で購入したMotoloraの親子携帯


フセインさんは黒沢明監督の映画が大好き

 SAMSUNGの折りたたみ携帯を持っていたのは、ギリシャから今年の5月にアメリカにやってきたグリーさん。ニューヨークで仕事を見つけるために、購入したそうです。携帯を持っていれば、面接に行った後にすぐ連絡が受けられるし、とても便利とのこと。


グリーさんのオジー・オズボーンみたいな髪はカツラです


仮装パーティだったので、こんな格好をしていたのです

 Panasonicの携帯電話を使っていたのは、IT関連企業にお勤めのジェイソンさん。会社から渡されたものだそうです。5−6年前から携帯は持っていたそうですが、ずっと会社からの支給品。あえて、プライベート用の携帯電話を持とうとは思わなかったそうです。


ジェイソンさんのPanasonic製端末。メール対応機種だけど使っていないそう

 折り畳んでも見えるウィンドウが気に入って購入したというSAMSUNGの携帯は、旅行代理店にお勤めの日本人シミズさんのもの。メールもできる機種なのに、使ったことはないそうです。選んだポイントはSprintの「つながりやすさ」。旅行代理店勤務ということで、大陸を移動する機会も多いシミズさんには、エリアの広さと通話品質が重要だったのです。


シミズさんのごくごくシンプルなSAMSUNG

 ニューヨーク在住の日本人の知人は、ほぼ全員が携帯電話を持っていました。アメリカに来てすぐ購入した人が多く、同じ機種を長期間使用していて、買い替えのサイクルは長いようです。



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[本田亜友子, ITmedia]

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