多機能ながら、こなれた操作性〜第2世代FOMA「N2051」 前編(1/2)待ち受け時間が向上した第2世代FOMAの二番手として登場したのが「FOMA N2051」。端末シェアで常に上位に位置するNEC製のこの端末は、多くの機能を盛り込みながらもスムーズな操作が可能だ
課題であった待ち受け時間の大幅な改善を果たした第2世代FOMA。iモーションメール対応機として「F2051」(1月31日の記事参照)と共にスタンダードモデルの片翼を担うのがNEC製の「N2051」だ。PDC端末で高い人気を誇るNEC製端末だけに注目も集まる。 今回のレビューでは「N2051」を、前編・後編の2回に分けて紹介、前編では「ハードウェアの特徴」「ニューロポインタ」「文字入力機能」を中心に解説する。
N2051は「N2001」(2001年6月11日の記事参照)、「N2002」(2001年11月19日の記事参照)に続いてNEC製では3機種目となるFOMA端末。N200xが比較的シャープな印象のデザインだったのに対し、N2051はより丸みを帯びた同社のPDC端末に近いデザインだ。 折りたたんだ状態でも少々長さがあるが、厚みが増しがちな最近のカメラ内蔵携帯電話とはそれほど変わらないサイズ。折りたためばN200xとも縦横ともにサイズはほとんど変わらないのだが、ヒンジ側を絞り込むことでだいぶコンパクトな印象を受ける。実際はカメラ内蔵の関係からかN200xより厚みは増している。
ディスプレイは高精細な176×240ピクセル、2.21インチのTFD液晶で「N504i」「N504iS」と同等。今年のトレンドと目されるQVGA表示とまではいかないが、メールなら十分見やすい文字で最大17×15文字の表示可能。情報量では「F2051」を上回っている。
背面に31万画素、ディスプレイ面にも自分撮り用の11万画素のCMOSカメラユニットを内蔵し、どちらも動画、静止画撮影に利用できる。ディスプレイ面のカメラは一見その存在がほとんど分からないほどレンズ部の露出が小さい。N504iSと異なり背面ディスプレイをファインダーとして利用できないためにディスプレイ側にもカメラユニットを搭載したと見られるが、デザインをまったく阻害していない点が巧みだ。
最近のNEC製端末に多いデスクトップアイコン機能も備えている。これは待ち受け画面に機能やデータへのリンクアイコンを置き、ワンタッチで呼び出せる機能。すべての機能やデータのリンクをおけるわけではないが、利用頻度の多い機能やデータに素早くアクセスできるのは便利だ。 同社の最新PDC端末N504iSと異なるのは、背面液晶が細長いモノクロな点。自分撮り用にファインダー機能を兼ねる必要もないため妥当な選択だが、同じ2カメラユニットでもP504iSが背面カラー液晶を搭載していることを考えると、最新端末としては見劣りする。
[坪山博貴, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/2 | 次のページ モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |