Mobile:NEWS 2003年2月25日 07:56 PM 更新

シャープ、CCD/CMOS生産量を3倍へ

携帯電話向けが好調な中、シャープはCCD/CMOSの生産量を3倍に増産。撮影した画像を保存するフラッシュメモリも、約1.4倍に増産する

 シャープは携帯電話向けが好調なCCD/CMOSセンサ、フラッシュメモリを増産する。

 携帯電話向けのカメラモジュールは業界全体で供給が追いついておらず、CCD/CMOSの生産も、現在「大きく携帯向けにシフトしている」(シャープ)状態。同社はCCD/COMSを合算で、現在の月産200万個から、3倍の600万個/月まで増産する。

 2001年度に133億円だった販売額も、2002年度は270億円を見込み、2003年度は800億円にする計画。設備投資額は30億円を見込む。

 フラッシュメモリは50億円を投資し、2001年度に728億円だった販売額を2002年度は840億円、2003年度は1000億円にする計画。生産量は約1.4倍とする。2003年上期には、現在の0.18μメートルから0.13μメートルに製造プロセスを全面的に移行する。

 用途の1つとしては、携帯電話向けを見込む。「カメラ機能をさらにブラッシュアップしていきたい。画像を扱うのでメモリ容量が必要」(シャープ)。現在の携帯電話には45Mビット程度のフラッシュが搭載されており、同社は2003年度は80Mビット程度が搭載されてくると見ている。



関連記事
▼ ソニー、携帯向け100万画素CCD量産へ〜夏が目処
メガピクセル携帯に向けて、映像素子最大手が動き始めた。ソニーは100万画素程度のCCDを開発し、携帯カメラ市場に参入する

▼ 三洋電機、携帯カメラ向けCCD増産へ
三洋電機はカメラ付き携帯電話のCCDに増資を行い、現在月産100万個以上の生産量を、2004年春には500万個まで増産する。既に開発が完了しているVGAクラスのモジュールも随時市場投入する

▼ エプソン、「ACDT」で携帯向けカメラに参入
伸び盛りの携帯電話のカメラ部品にエプソンも参入。新型の「ACDT」センサを使い、2003年度中の量産を目指す

▼ 三洋、業界最小の31万画素CCDモジュール「HyperEye」
携帯向けCCDモジュールで大きなシェアを持つ三洋が、VGAサイズの撮影が可能な31万画素CCDモジュールを発表した。8月から量産の予定


関連リンク
▼ シャープ

[斎藤健二, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!