シャープ、CCD/CMOS生産量を3倍へ携帯電話向けが好調な中、シャープはCCD/CMOSの生産量を3倍に増産。撮影した画像を保存するフラッシュメモリも、約1.4倍に増産する
シャープは携帯電話向けが好調なCCD/CMOSセンサ、フラッシュメモリを増産する。 携帯電話向けのカメラモジュールは業界全体で供給が追いついておらず、CCD/CMOSの生産も、現在「大きく携帯向けにシフトしている」(シャープ)状態。同社はCCD/COMSを合算で、現在の月産200万個から、3倍の600万個/月まで増産する。 2001年度に133億円だった販売額も、2002年度は270億円を見込み、2003年度は800億円にする計画。設備投資額は30億円を見込む。 フラッシュメモリは50億円を投資し、2001年度に728億円だった販売額を2002年度は840億円、2003年度は1000億円にする計画。生産量は約1.4倍とする。2003年上期には、現在の0.18μメートルから0.13μメートルに製造プロセスを全面的に移行する。 用途の1つとしては、携帯電話向けを見込む。「カメラ機能をさらにブラッシュアップしていきたい。画像を扱うのでメモリ容量が必要」(シャープ)。現在の携帯電話には45Mビット程度のフラッシュが搭載されており、同社は2003年度は80Mビット程度が搭載されてくると見ている。
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