モバイル放送、手のひらサイズの端末を試作2004年春に放送開始を予定しているモバイル放送は、手のひらに載るサイズの試作端末を公開した。2002年末にリリースされた第2世代小型LSIを搭載した初の試作端末
2004年春に放送開始を予定しているモバイル放送は3月5日、手のひらに載るサイズの試作端末を公開した。
2002年末にリリースされた第2世代小型LSIを搭載した初の試作端末。3.5型液晶ディスプレイを搭載し、サイズは75(縦)×112(横)×22(高さ)ミリ、重さはバッテリーとアンテナ込みで約200グラムとなっている。これまで展示会などで公開してきたデモ用肩掛け型端末と比べ、体積で約14分の1、重量で約17分の1の小型軽量化を達成した。 試作端末はLSIチップセットの技術検証を目的に製作したもので、受信部以外はサービス開始時に発売される製品とほぼ同等という。LSIの最終評価を経て、5月初旬には実際にSバンド(2.6GHz)の電波を受信できる試作端末が完成する予定としている。 モバイル放送は人工衛星とSバンドを使用して移動体向けに放送サービスを行う。音楽番組が約60チャンネル、ニュースや子ども向け、エンターテイメントなど約10チャンネルの合計約70チャンネルを予定している。 同社には東芝やトヨタ自動車、日本テレビ、韓国SK Telecomなどが出資している。 関連記事 モバイル放送【もばいるほうそう】 放送の分野でも、モバイル化は進んでいる。屋外、電車や自動車の中でも動画を楽しめることを目的に、東芝などが押し進めているのが「モバイル放送」だ 東芝、2004年開始の「モバイル放送」をデモ展示 関連リンク モバイル放送 [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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