NTTドコモ九州、「iアプリコンテスト」表彰式を開催3月7日、NTTドコモ九州が主催したiアプリコンテストの表彰式がホテルニューオータニ博多で開催された。コンテストの参加者はすべて地元の大学生。ハイレベルなアプリが勢ぞろいした
NTTドコモ九州が主催したiアプリコンテストの表彰式がホテルニューオータニ博多で開催された。 このコンテストは、ドコモ九州が九州工業大学および九州芸術工業大学の学生を対象に行ったもの。ドコモがiアプリ開発に関するセミナーを行い、その中から生まれたiアプリが審査対象となった。2002年10月からセミナーが開始され、3カ月後にはアプリが完成。全8アプリがエントリーされた。 学生は、iアプリコンテンツの作成に必要な技術を企業の支援を受けて習得でき、ドコモ九州はユーザーの中核である学生のニーズが分かる。コンテストは双方のニーズが一致して開催された。
コンテストの表彰式で挨拶する、NTTドコモ九州の高橋豊久社長。「今後はコンテンツの開発に力を入れる。来年度はさらにオープンにし、九州・沖縄全域でコンテストを開催する予定」と話す
アプリの出来は、「個性的で独創的。想像以上のもアプリができた。社内でも『有料でもいけるのでは?』という意見が出るほど」とNTTドコモ九州の高橋豊久社長は絶賛。開発者では思い浮かばないようなアプリも登場した。 例えば技術賞に輝いた「oclock」。iアプリ待受にも対応した時計アプリだが、アンチエイリアスを用いることで、アナログ時計の秒針をより直線らしく表現している。これには、セミナーなど学生への技術支援を担当したケイ・ラボラトリー九州飯塚ラボ代表の津村忠助氏も驚いたそう。「今回は技術系だけでなく芸術系の大学に参加してもらったため、アプリの内容だけでなくビジュアル面でも質が高かった」(津村氏)。 今回のコンテストで優秀賞に選ばれたのは、夜空の星座を調べられるアプリ「見上げてごらん」。九州芸術工業大学の中茂久也さんを中心とした6名のグループの作品だ。中茂さんは、昨年9月に参考書などを使ってJavaを勉強し始めたばかりのビギナー。「車で郊外に出かけた時に、見上げた夜空の星がきれいで、もっと星座について知りたくなった」という願望から開発をスタートさせたという。
コンテスト表彰前にはケイ・ラボラトリー真田哲弥社長の「挑め!ケータイ・ベンチャー」という講演が行われた。真田社長は「ケータイでのビジネスはこれから第2幕が始まる。何が当たるかはわからないが、これを創造した人が勝ち組みになる。ぜひチャレンジしてほしい」と話し、学生たちの意欲をかき立てた。 表彰式の総評でNTTドコモ九州取締役モバイルマルチメディアビジネス本部長の日野哲雄氏は、地元からコンテンツクリエイターが出てくれることを望んでいると話す。「将来的には、学生に課金できる公式コンテンツを運営し、ビジネスにしてもらいたい」と、夢を語った。 今回ノミネートされた8作品は、NTTドコモ九州のiモードサイト(「メニューリスト」-「地域別メニュー」-「九州・沖縄」)内のiモード契約400万人突破記念サイト「感無料iまつり」もしくは、「めいぶつえん」からダウンロードできる。 関連リンクNTTドコモ九州 [iモードスタイル編集部 近藤正充, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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