エプソン、12.5グラムの超小型ロボット「ムッシュII-P」発表エプソンが体積約7.8cc・重さ約12.5グラムのの超小型ロボットを開発、「ROBODEX2003」で公開する。Bluetoothで複数台を無線コントロールできる
セイコーエプソンは、体積約7.8cc・重さ約12.5グラムのの超小型ロボット「ムッシュII-P」を開発、4月3−6日に開かれる「ROBODEX2003」で公開する。車輪で走行し、Bluetoothにより複数台のワイヤレスコントロールが可能だ。
同社が1993年に発売した超小型ロボット「EMRoS」シリーズの「ムッシュ」がベース。ムッシュは体積1立方センチで、ギネスブックに「世界最小のロボット」として掲載された。 ムッシュII-Pは世界最薄型のマイクロアクチュエータ(超薄型超音波モーター)で駆動する。左右の車輪を個別に前後進コントロール可能で、移動速度は制御時が約70ミリ/秒、無制御時で約150ミリ/秒。自社開発の低消費電力Bluetoothモジュールにより、動作はワイヤレスでコントロールできる。空気亜鉛電池(1.4ボルト)×3を搭載し、5時間の走行が可能だとしている。プロトタイプ品のため、販売の予定はない。 同社はEMRoSシリーズなどで培ったメカトロニクス技術から新事業を検討する「FX推進室」を2001年7月に設け、サブミリ(1/100ミリ)レベルのマイクロメカトロニクス技術の開発に力を入れてきた。ムッシュII-Pはマイクロアクチュエータと低消費電力Bluetoothモジュールを採用することで、従来の超小型ロボットと比べ長時間・高速で移動でき、自由なコントロールも可能になったとしている。
複数台をワイヤレスコントロールできる特徴を活かすため、ROBODEX2003では多数の同ロボットが活躍する「世界最小のロボットシアター」を上演する。バレエ振り付け師の金森穣氏に演出・振り付けを依頼し、「世界最高峰のステージアーティストとマイクロアーティストのコラボレーション」が楽しめるという。
ロボットシアターの演出を担当する金森穣氏 関連リンク ニュースリリース ROBODEX2003 [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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