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2003年3月12日　06:25 PM 更新

ベネトンの服に「スマートラベル」

Philipsはこのプロジェクトのために今年、Benettonに向けてI.CODE ICを1500万個出荷する見通し

　オランダのPhilips Electronicsは3月11日、イタリアの衣料品大手Benettonに供給する「スマートラベル」システムの構築で、LAB IDおよびPsion Teklogixと協力すると発表した。このプロジェクトでBenettonが実施するRFID（Radio Frequency Identification）技術を使った商品ラベルの導入は、ファッション業界で過去最大規模のものになるという。

　Benettonが製造するコアブランドSisleyの衣料品には、PhilipsのI.CODE半導体技術を使ってRFID対応のラベルが組み込まれている。このラベルはイタリアのシステムインテグレーターLAB IDのシステムソリューションの一部として機能。Benettonはこれによって、サプライチェーン全体を通して、この商品の状況を把握できる。

　この取り組みの一環として、United Colours of Benettonから出荷されるすべての衣料品を詰めた箱にも、I.CODEベースのスマートラベルが付けられる。これらは、LAB IDとPsion Teklogixがそれぞれ開発／製造しているI.CODE互換リーダーと無線LANノートパッドを使ってトラッキングできる。

　このラベルには、商品のスタイル、サイズ、カラー、販売先などの情報が含まれる。Benettonはこれにより、製造、物流、および世界5000の店舗での在庫管理および販売がスムーズに行えるようになるという。

　Philipsはこのプロジェクトのために今年、Benettonに向けてI.CODE ICを1500万個出荷する見通し。

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Philips Electronics

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