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2003年3月14日　11:15 PM 更新

ブレスレット型映像記憶端末──NEC、未来デバイスをCeBITに出展

NECは、同社グループのデザイナーが考案した“未来のデバイス”を「CeBIT 2003」に出展。発売の予定はないとしているが、ブレスレット型の映像記憶端末や手書き入力機能付きのペン型携帯電話など、ユニークなガジェットが目をひく

　NECは、同社グループのデザイナーが考案した“未来のデバイス”を「CeBIT 2003」に出展している。発売の予定はないとしているが、ブレスレット型の映像記憶端末や手書き入力機能付きのペン型携帯電話など、ユニークなガジェットが目をひく。

「wacca」

　これらは“共鳴する機器”の意味を込めて「Resonantwareレゾナント・ウェア」と名付けた。ネットワークコンピューティングが社会のインフラとしてさらに普及した未来を先取りし、機器間の接続設定やセキュリティなどを意識しなくても心のままに利用できるユビキタスなデバイスを想定している。

　ブレスレッド型の「wacca」は、ブレスレッドの輪を通して風景をのぞくと、輪から見ることができる画角の分だけ映像を撮影してくれる。画角は顔との距離を検知するセンサーが自動調節する。

「P-ISM」

　「P-ISM」はペンタイプのガジェットだ。ペンで手書き入力できる携帯電話とバーチャルキーボード、超小型プロジェクタ、カメラスキャナ、キャッシュレスパス機能付き個人IDキーの豪華5本セット。全体が携帯電話でネットに接続され、さまざまな活用に対応できるという。

　また円形ディスプレイと超広角カメラによる360度TV電話「nave」や、デュアルディスプレイモバイルPC「duo-pc」、duo-pcのマウスにもなるデュアルディスプレイ携帯電話「duo-phone」も。デザイナーが自由に描いた“未来のかたち”が興味深い。

関連リンク
NECデザイン「Resonantware」
NECデザイン

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