Mobile:NEWS 2003年3月14日 10:55 PM 更新

魔法の液体「ナノカーボン」、使ってみました


 バッテリーの持続時間が少しでも延びてほしい……というのは、世の携帯電話ユーザーの共通の願い。ケータイBESTの付録に付く、電池の持ちが向上する液体の正体とは、「接点改質剤 ナノカーボン PC」という商品。携帯電話のバッテリーなら、本体とバッテリーの金属接着部分に薄く塗り付け、あとは通常通りに使うだけだという。

 説明書によると、ナノカーボンの主成分「ダイヤモンド・ナノテクノロジー」というものが、これまでになく電気転送を高めてくれるらしい。目には見えない金属表面の凹凸にナノカーボンを塗って平らにすれば、電機の通りがよくなる──というのだ。


ナノカーボンは、ナノカーボン本体、フェルトスティック、ミクロの繊維がミクロの汚れを強力にキャッチするという高性能ワイパーの3点セット。携帯電話だけでなく、パソコンや周辺機器、AV、ゲーム、モバイル、電化製品などほとんど全ての家電に使えるらしい

 理屈は理解したものの、「なんだかうさんくさいなぁ」という思いはぬぐいきれない。ま、「とりあえず塗ってみるか」。

 ダイヤモンド入りの黒い液体を付属のフェルトスティックに付けて、金属部分へ塗ってみる。ポイントは薄く塗ることで、表面が黒くなってしまっては塗りすぎだ。欲張って塗りすぎるとかえって電気の通りを妨げ、せっかくのナノテクノロジーもだいなしになる。


金属にあるナノ単位の凹凸をナノカーボンで修復。こうやってちまちま塗っている姿はあまり人に見られたくないものだ。しかし、この「薄く塗る」というのが素人にはかなり難しいのだが……

 ナノカーボンをバッテリーに塗った携帯電話を使ってみる。「うむ、確かに長時間使えるようになった!」──と思いたいが、劇的な変化が見られたわけではないので、実はよく分からなかった。しかし、携帯電話の充電器にも塗ってみたところ、以前よりも充電に要する時間が短くなったような気がしないでもない。

 ケータイBESTのレポートでは、「通電率が上がることで、炊飯器でよりおいしいご飯が炊けるようになる」「ヘッドフォンステレオに塗ると音の変化が明確に分かる」というものも。どうやら、私たちの目に見えない「ナノ」の世界では、小さなダイヤモンドの精がいそいそと働いていい仕事をしてるらしい。

スゴいよ、「電ピタ」!

 さて、もうひとつバッテリーの寿命が延びるという魔法のシール、それが「電ピタ」だ。携帯電話のバッテリー部分に貼り付けるとバッテリーが長持ちするというものだ。さっそく電池パックを外して取り付けてみると……。

 こ、こんなことが!? 電ピタを貼った携帯電話を使い続けるうちに、恐ろしくなってきてしまった。なぜなら、電ピタを貼る前はほとんど充電されていなかったはずのバッテリーが、貼ったあとにはフル充電の表示に変わり、それがずっと続いたのだ。


「電ピタ」のパッケージ。見かけは「ヤスリ」そのまんま。「貼るだけで電池がパワーアップ」というキャッチコピーが偽りでないということは、試した人のみぞ知る(左)。電ピタ表面がバッテリーに触れるように貼り付けるだけでいい(右)

 夕方3時頃に電ピタを貼ったのに、2日後の昼までその状態は続いていた。その間、何度か通話やiモード閲覧、iショットのやりとりをしたにもかかわらず、この持続力! 「こんなので電池の寿命が延びるわけないじゃん」と、なめきった態度で実験に臨んだことを、電ピタ関係者に心からお詫び申し上げたい。それくらい、電ピタ効果はスゴかったのだ。電ピタを貼る前にナノカーボンを塗っていたのも効果があったのか──謎は深まるばかりだ。

 さらなる効果を探すべく、これからとりあえず炊飯器にナノカーボンを塗りつけて、おいしい(?)ご飯をいただいてみよう。

「ナノカーボン」は、雑誌「ケータイBEST」13号の付録として収録。「電ピタ」(680円)は、「ケータイBEST」の通販で販売中



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3月15日発売の雑誌「ケータイBEST」に魔法の液体「ナノカーボン」がついてくる。塗ると充電効率やアンテナの感度がアップする……らしい

[野田幾子, ITmedia]

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