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2003年3月17日　05:43 PM 更新

お気楽育てゲー「プチルス」にハマる

iアプリには、リアルな育成シミュレーションゲームがたくさんリリースされている。にもかかわらず、ハマったのはなぜかドット絵ベースの「プチルス」だった……

　iアプリには、さまざまな育成シミュレーションゲームがラインアップされている。3D描画の美しさ、動きのリアルさなどがウリで、どれもケータイゲームとは思えない出来のよさだ。

　しかし一方で、出来がよすぎる故の辛さを感じたのも事実。リアルすぎて世話が重荷になってしまうのだ。実際の動物をシミュレーションしているだけに、忙しくて世話どころじゃなくなった時、後ろめたさを感じることもしばしばだった。

　そんな時に発見したのがギガアプリプラネットの「プチルス」というアプリ。気楽に育てられる育成シミュレーションとして、ものぐさな人でもかなり楽しめる力作だ。

　携帯電話の中に紛れこんで住み着いてしまったウイルス「プチルス」を育てるというゲームなのだが、基本的に世話は「メールマイマイ」というえさをやるだけ。かわいがらなくてもグレたり死んだりはしないので、気が楽だ。また「504i版」はiアプリ待ち受けにも対応しているので、普段は待ち受けにしておいて、世話をするときだけアクティブにすればいい。

　そのえさは、アプリ内のミニゲーム「えさ釣り」でプレイヤーが釣ってきて与える。この釣り場では、メールマイマイのほかに、「？」のついたボックスが流れてくることがあり、その中にはプチルスの部屋を彩る家具などのアイテムが入っている。どんなアイテムが出てくるのかが楽しみで、ついハマりこんでしまうわけだ。

釣りゲームの画面。左の「？」ボックスをつり上げるとプチルスの部屋の装飾品を入手できる。この日筆者が釣ったのはホワイトボード

　プチルスの部屋は、釣ったアイテムか、毎日配給されるお買い物券で「家具通販」から購入するアイテムで自分好みにカスタマイズできる。このドールハウスっぽさがまたハマり具合に拍車をかける。

筆者のプチルスの部屋。釣ったロッカーとうちわ、鳥かごのほかに通販で買った机とPC、ポスターがある（左）。左から3番目のアイコンでプチルスの様子をチェックできる。プチルスには名前もつけられる（右）

　開発元のギガフロップスによれば、与えるメールマイマイの色や揃える家具などによって、異なるプチルスに成長するという。また、ごくまれにプチルスから飼い主にメールが届くこともあるそうだ。

　プチルスには「プチルスを友達に送る」というメニューもある。試しに誰かに送ろうと思ったが「私のプチルスが行方不明になったら……」と思うと送れない（もうヤバいぐらいプチルスにハマってしまっている）。ギガフロップスによればこれは、「プチルスお試し版」のURLを友達に送るもので、プチルスが友達のところに行くわけではないそうだ。

　育ててるうちに「いろいろなことが起こる」（ギガフロップス）そうで、当面プチルスから目が離せそうもない。それほど世話をしないでいいはずなのに、ことあるごとに立ち上げてしまう魔性のソフトだ。

えさ釣りや部屋作りの際にはサーバと通信するため1回2〜3円かかる。パケ死するほどではないが、やりすぎには気を付けよう

• アクセス方法（503i/iS、504i/iS、FOMA対応）

　「iメニュー」-「メニューリスト」-「ゲーム」-「ゲーム1」-「ミニゲーム」-「ギガアプリプラネット」

月額利用料金300円

関連リンク
ギガアプリプラネット

[後藤祥子, ITmedia]

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