Mobile:NEWS 2003年3月25日 03:09 AM 更新

ソニー・エリクソンのカメラ付き「A1301S」徹底攻略(1/3)

ついに登場したソニー・エリクソン製のカメラ付き。ジョグ+POBox+カメラの登場を期待していた人も多いだろう。メールの使い勝手からデータフォルダ周りまで、各機能をチェックしていく

 「A1301S」は、ソニー・エリクソンファン、そしてジョグダイヤルファンのユーザーには待望の端末だろう。デュアル着せかえパネルを採用したデザインは、これまでにないほどカスタマイズが可能。パネルに合わせて中のメニューまで変更できる(2月28日の記事参照)。

 大きな特徴は以下の通りだ。

  • ライト内蔵の回転カメラ搭載
  • ムービーメールに対応(初のMサイズ)
  • 専用LSI搭載で高速な画像処理
  • 辞書ダウンロードに対応したPOBox

 ただしA1000シリーズということで、A5300シリーズのムービーメール対応端末と比べると搭載されない機能もある(2月28日の記事参照)。

  • GPS非搭載
  • JavaおよびBREW非対応

 A1301Sについては、デュアル着せかえパネルのコンセプトやカメラへの開発者の意気込みを掲載した。今回は、実機を元に各機能の使い勝手を見ていきたい。


 初めに指摘しておきたいのは、各メニューのレスポンスが非常にいいことだ。カメラを起動していたりEZweb閲覧中でも、終話ボタンを押すと即座に待ち受け画面に戻る。au端末では、レスポンスが悪い機種が多いだけに、ここだけでもA1301Sを選ぶ理由になるだろう。

快適なメール作成。しかし機能強化がほしい点も

 メールの作成は極めて容易。待ち受け画面から[メール]ボタンを押すと、「新規メール」にフォーカスが当たった形でメニューが表示される。送信先は、アドレス帳/送信履歴/直接入力/プロフィールから選べるようになっており、送信履歴の利用も簡単だ。

 メールを受信すると、待ち受け画面にその旨表示され、そのままジョグを3回押すとメール内容が表示される。ただしメールのフォルダ振り分けをしている場合は少々面倒。受信したメールが入っているフォルダにフォーカスが当たっていないのだ。単にジョグを押していくだけでは、メインフォルダが開いてしまう。未読メールのあるフォルダにフォーカスが当たるようにしてほしかった。

 メール表示中は、ジョグを1回押すと返信画面になる(フォーカスがメールアドレス、件名に当たっている場合。表示直後がこれに当たる)。極めて操作性はいい。またメール一覧画面でも[機能]メニューから返信が可能だ。


ジョグダイヤルだけで容易にアドレス入力が行える。アドレス入力時に、「送信履歴」が使えるのがありがたい


メールを受信すると、壁紙が表示されず、メールがあることが通知される。ジョグを押していくと表示されるが、メインフォルダ以外にメールが振り分けられた時はジョグを回してメールフォルダを移る必要がある

振り分け条件はメールアドレスのみ〜メールフォルダ

 受信したメールは、メインフォルダも含めて10のフォルダに振り分けられる。感心したのは、フォルダへのアクセス方法。1−0のキーが各フォルダに対応しており、フォルダ一覧画面からダイヤルボタンでショートカットできる。

 不満なのは振り分け条件だ。メールアドレスでしか振り分けが行えない。アドレス帳のグループ分けや、メール件名での振り分けなど柔軟な振り分けが望まれる。

 ただし条件の登録は容易だ。メール閲覧中、アドレスにフォーカスが当たっている状態で[機能]から[振り分け条件登録]を選ぶだけでいい。また[再振り分け]機能があるので、後から振り分け条件を追加した場合でも管理が簡単だ。

 手動でのフォルダ分けも、複数のメールを選択して一括で移動できるのがうれしい。消去も複数選択が可能だ。


振り分け登録はメールアドレスのみ。ただしアドレスの一部でも認識するので、例えば“「@softbank.co.jp」からのメールをすべてフォルダ2へ振り分け”といった設定も行える


受信したメールの一覧表示は3パターン。1行で、件名あるいはメールアドレスを表示。または3行表示

さらに強化されたPOBox。抜群の文字入力機能

[斎藤健二, ITmedia]

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