「@FreeD」のお得なプロバイダを探せドコモの定額制データ通信サービス「@FreeD」が始まった。PHS通信部分は定額だが、気をつけたいのがISP料金。こちらは定額制から従量制、オプション扱いまでさまざま。各プロバイダーをまとめて紹介する
4月1日よりNTTドコモの定額通信サービス「@FreeD」がスタートした。現在参入を表明しているプロバイダは30社強。今後はさらなる増加が予想される。 各プロバイダの@FreeD接続サービスを見てみると、大きくわけて2種類に分類できる。1つは、@FreeD向けコースを新設せず、ADSLやFTTHといった既存接続サービスへの付加サービスとして提供するパターン。 他方は、@FreeD向けの接続サービスを新設する場合だ。自分が利用しているプロバイダが@FreeD向けサービスを提供していない場合などはこちらに加入することになる。
@niftyやSo-net、OCN、BIGLOBEなど、料金コースが多岐に渡っている大手プロバイダの場合、メインで利用する接続サービスのオプションとして提供される場合が多い。その場合、ADSLなど無制限接続コースを選択しているユーザーには無料、従量課金ユーザーには、@FreeDの利用料を従量課金や、定額料金でサービスを提供するという形が多いようだ。 課金例(BIGLOBE)
上記BIGLOBEの例では、ADSLなど、無制限接続サービスを利用しているユーザーには無料、従量課金コースに対しては一定料金で提供している。また、コースにより金額が変化している。 @niftyやSo-netなどの従量課金コースで@FreeDを利用すると、一定額ではなく、ダイアルアップ料金が適用され、従量課金となる。これでは、いくら通信料が定額であっても、「使い放題」ではなくなってしまう。また一部プロバイダでは、最初から@FreeDを従量制としているところもあるので注意が必要だ。 また、利用しているコースごとに料金を設定するのではなく、「モバイル向けオプション」として最初から有料で提供するプロバイダも多い。例えば、ReSET.JPでは、@FreeDへの接続サービスは「モバイルオプション2」として提供される。同オプションは月額300円で、@FreeDだけでなく、AirH"への接続や、PIAFS、PIAS、DODもサポートしている。
既存コースとは別に単独コースを設けているプロバイダもある。アルファインターネットや、SANNET、BBplus、moperaなどだ。
なかでも、目を引くのがNTTドコモが提供している「mopera」だ。通信料のみでインターネット接続を利用できる。ただし、POPメールや、IMAPメールを利用する場合は追加料金が必要となる。それぞれ500円、1500円だ(M-Stage接続料を含む)。 そのほかのプロバイダは、ホームページのサーバスペース提供や、メール転送サービスなどを設けたり、メールアドレスを2つ付与するなど、差別化のために独自サービスを提供している。 既存ユーザーへのオプションサービスと、単独サービスの両方をサポートするプロバイダもある。アルファインターネットや、KIWI internet、livedoor、コガネットなどがそうだ。既存ユーザーにはオプション価格で提供している。例えば、livedoorを例として挙げると、単独サービスとして@FreeD接続サービスを800円で提供するが、既存ユーザーには400円で利用できる。
オプションサービスとして提供しているプロバイダで注目したいのは、ドリーム・トレイン・インターネットだ。ADSLプランはもちろん、ダイアルアッププランに対しても@FreeD接続を無料で提供する。同社のもっとも低価格なダイアルアップ接続サービスの「Myプラン(2時間まで500円)」に加入することにより@FreeDを無料で利用できるわけだ。表面的にはあくまでオプションサービスだが、@FreeDのために入会するというのも1つの手だろう。 また、@FreeDでは、年額一括払いによるディスカウントが用意されているが、プロバイダでも同様のサービスを提供しているところがある。アルファインターネットでは、月額980円だが、年契約だと1万780円で、1月分お得になる(単独サービスの場合)。 さらに、@FreeDのサービス開始にともない、期間限定のキャンペーンも行われているので、ぜひチェックしておきたい。
◎オプション、単独サービス ○単独サービス ●オプション −未定
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