Mobile:NEWS 2003年4月3日 09:18 PM 更新

プリペイド携帯電話「enjorno」を試す(1/2)

J-フォンが投入したプリペイド携帯電話「enjorno」。インタフェースやメール機能を中心に使い勝手を試した

 最近、コンビニエンスストアや雑誌、交通広告などで目に付く「enjorno」。J-フォンが販売するプリペイドの携帯電話だ。

 「初めて携帯電話を使う人」をターゲットに開発された端末で、プリペイド携帯電話としては珍しくオリジナルの端末が用意された。

 J-フォンのプリペイド携帯電話サービスはJ-フォン東海の「Pj」と、それ以外の地域で提供される「プリカ」の2つがある(4月2日の記事参照)。ここではプリカでenjornoを試してみた。


ポップなデザインのプリペイド携帯電話enjorno。ボディカラーは写真のブルーのほかにレッドとブラックがある

閲覧中に文字の大きさ切り替えも

 enjornoは、同じ三菱電機製のストレート端末「J-D06"graphica"」(2002年6月4日の記事参照)に似たインタフェースになっている。

 大きく異なるのは、十字キーの右に割り当てられているのがJ-D06はカメラでenjornoがメールになっているところ。メールは通話とともによく使われる機能であり、専用のキーからすぐにアクセスできるのは便利だ。


待ち受け画面から十字キーの上を押すと各種設定画面、右でメール、下でアドレス帳、左で発信履歴にアクセスできる


アドレス帳へは1人あたり電話番号3件、メールアドレス3件が登録できる。アドレス帳を起動するとこれら電話番号やアドレスなどがすべて表示される(左)。アドレス帳には似顔絵や星座、血液型も登録できる(右)

 不在時に電話がかかってきた場合は待ち受け画面にその旨が表示され、十字キーの上か下を押せば着信履歴が表示される。そこから左ソフトキーを押すとかけてきた相手にすぐ電話できる。

 メールも同様に待ち受け画面上に表示され、上下カーソルキーか中央の決定キーを押せば届いたメールを読める。メールの中に表示される送信元のEメールアドレスはリンクになっており、押せばすぐ返信できる。スカイメールの場合は電話番号がリンクになり、押すと「音声通話」「メモリ登録」「スカイメール送信」などから次の操作を選べる。ここにプリカでは使えない「ロングメール」の選択肢が出てしまうのは初心者にとって若干不親切な気もする。


メールの閲覧中に左ソフトキーの「機能」を選び、「通常表示」「縮小表示」「拡大表示」を選べば文字の大きさを変えられる

 文字入力は、推測変換に対応したATOKが搭載された。文字入力時に上カーソルキーを押すと推測変化候補が、下キーを押すと通常の変換候補が表示される。記号や絵文字の入力、コピーや切り取りは左ソフトキーの「機能」から選べる。顔文字は「機能」の中には含まれておらず、「かおもじ」と入力して変換するか、「にこ」「えーん」などと入力して変換する仕組みだ。

 入力方式は通常入力と簡単入力があり、簡単入力はいわゆるポケベル方式。下にガイドが出るので比較的入力しやすい。


「あ」と入力して十字キーの上を押すと推測変換、下を押すと通常変換の候補が表示される。「簡単入力」は、下にガイドが表示される

 気になるのが、文字入力時の反応の遅さ。連続してキー入力したときに取りこぼすことがあり、若干もたつきを感じさせる感もある。


待ち受け画面のダウンロードはできないが、端末内に10種の待ち受け画面が用意され、好みのものに変えられる


着信時や端末操作の際、端々にキャラクターが登場する「アニメっちゃ」も健在。くまの「ぷぅ太」をはじめ9種類のキャラクターから選べる。この設定はオフにもできる


メニューや取扱説明書にロングメール周りの機能が残されているのは、東海地区のプリペイド携帯電話サービス「Pj」ではロングメールを利用できるため。また、プリペイド携帯電話から一般的な携帯電話へ契約を変更した際、enjornoを使い続けることも可能なためか、Webやステーションのメニューも端末機能として残されている(左)。「アニメっちゃ」対応端末同士ならアニメーション画像のタグを送り合うことで、端末内のアニメ画像を表示させられる(中、右)

[後藤祥子, ITmedia]

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