指紋認証に無線LAN〜iPAQ Pocket PC「h5450」日本語版発売指紋認証システムと無線LAN機能を搭載──。iPAQ Pocket PC「h5450」の日本語版が発売される
日本ヒューレット・パッカードはiPAQ Pocket PC「h5450」の日本語版を発売する。5月中旬に出荷予定で、同社の直販サイト「ダイレクトプラス」の価格は6万9800円の見込み。 同製品は米国で2002年11月に発表されたモデル(2002年11月15日の記事参照)の日本語版。CPUはIntelのPXA250/400MHzでOSはPocket PC 2002を搭載。802.11bの無線LANとBluetoothを内蔵し、VoIPによる電話機能を意識して、端末下部左にマイク、端末上部中央にスピーカーが配置されている。 方向キーの下には指紋認証システムが搭載され、指紋認証によるログオンが可能。パスワードと指紋を組み合わせたセキュリティ設定も行える。メールやデータ、システム設定などに第三者がアクセスしようとしてログオンに失敗した場合にはデータをすべて初期化する仕組みも実装された。SDKが提供されるため、指紋認証機能を使ったアプリケーションの開発も可能だ。
バッテリーには着脱式のものが採用され、(レビュー記事参照)予備のバッテリーを付け替えて利用できるようになった。バッテリーの駆動時間は1250mAhのスリムバッテリーで約12時間、6月発売予定の大容量バッテリー(2500mAh)を使えばスリムバッテリーの約2倍のバッテリー駆動が可能になる。 外部メモリ用にはSD/IOに対応したSDカードスロットを搭載。CFカード型PHSなどを利用するには別売りのCF拡張パックプラスが必要になる。キーボードやアクセサリー類は「H3800」「H3900」シリーズのものが流用可能だ。 製品には、内蔵のConsumer IR対応の赤外線機能を使ってiPAQをAV機器のリモコンにするソフト「Nevo」、バックアップソフトの「iPAQ バックアップ」、画像ビューワソフト「iPAQイメージビューワ」が付属する。Nevoには国内外100超メーカーのテレビ、ビデオ、オーディオ、DVD、プロジェクターなど数百製品のリモコンデータが用意され、iPAQ1台に最大20製品分のリモコンデータを登録できる。 なお、これまでのiPAQ Pocket PCは型番が大文字のHで始まっていたが、h5450からは小文字に変更された。これはヒューレット・パッカード製品の型番が小文字のhで始まるため、それに準じたという。
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