Mobile:NEWS 2003年4月23日 03:45 PM 更新

2003年度中にシャープと三菱電機のFOMAが登場

NTTドコモは、端末開発にかかる費用を半額負担するかわりにノウハウを共有する端末開発投資の対象に、シャープを追加した。シャープ、三菱電機を含む5社の10機種が支援による開発端末となる

 NTTドコモは4月23日、同社の第3世代携帯電話「FOMA」の開発費を半額負担する「開発支援」の対象メーカーにシャープを追加したことを発表した。

 1月16日にはNEC、富士通、松下通信工業製の3機種についてドコモが開発支援を行っているとしていたが(1月16日の記事参照)、発表によればこの3社のほかに三菱電機が開発支援を受けており、新たにシャープも開発支援の対象となったことになる。

 支援を受けた各社は、2003年度内に合計10機種を開発する予定。既にNEC、パナソニック、富士通はドコモの支援を受けた端末を1機種ずつ開発・納入しており、PDCとのデュアル端末「N2701」も5月に発売される。ドコモ広報によれば、シャープ、三菱電機ともに2003年度中にそれぞれ1機種ずつFOMA端末を開発するという。東芝などは、ドコモの支援を受けずにFOMA端末を開発してきた。ドコモによると、5社以外のメーカーが今後追加される可能性もある。

 FOMAの開発支援は、ドコモがFOMAの早期立ち上げと普及促進を睨んで2002年度から行ってきた施策で2004年3月までの期間実施される。ドコモの提示した条件に同意した国内外のメーカーに対し、開発費を半額負担するもので、開発メーカーは開発費用を抑えられ、ドコモは開発に関わる権利確保によるロイヤリティ収入が見込めるというメリットがある。ドコモが2002−2003年度、5社10機種に対して行う投資は総額約420億円。



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[後藤祥子, ITmedia]

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