Mobile&Movie 第61回
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作品名 | ブラック・ダイヤモンド(CRADLE 2 THE GRAVE) |
監督 | ジョエル・シルバー |
制作年・製作国 | 2003年アメリカ作品 |
私が見てきたハリウッド映画の中で、登場回数ナンバーワンの携帯電話はMotorolaのV66でした。V66は日本でもJ-フォンが海外用端末として販売しています。この作品の中では、台湾からロスにやってきた謎のエージェント、スーがV66を使っています。
カリスマリーダー、フェイトが率いる凄腕の窃盗団が、今回選んだターゲットはロスの宝石商。周到に準備して金庫破りを図る彼らは、防犯カメラの映像をキヤノンのIXYで撮影した画像に差し替え、金庫から簡単に宝石を盗み出します。そこで突然鳴り出したフェイトの携帯電話。
「雇い主が裏切った」
「誰だ?」
警戒するフェイト。
「警察が来るぞ。石を捨てろ」
この電話の相手は、台湾から“ブラック・ダイヤモンド”の行方を追ってきたスー。フェイトはスーの忠告を無視して、石を持って逃げ出します。価値のある石に違いないと、高額の取引を申し出ますが、もともと私のものだと主張するスー。その石の秘密を知るため、フェイトは売人のアーチィーに情報を求めます。しかしそれが“ブラック・ダイヤモンド”の居場所を示す結果になってしまいます。
“ブラック・ダイヤモンド”を狙って、新たに現われたのが中国系のリンのグループ。1児の父であるフェイトが筋の通った男気で仲間から信頼されているのとは対照的に、リンは目的のためなら手段を選ばない冷徹非道な男。
フェイトの携帯電話には、リンそしてスーから、“ブラック・ダイヤモンド”を渡すよう電話がかかってきましたが、頑なに拒否。とうとうリンは、フェイトの愛娘ヴァネッサを誘拐し、“ブラック・ダイヤモンド”との交換を要求してきました。娘の身を案じて、いてもたってもいられなくなるフェイト。
ヴァネッサが連れ去られた場所は、ピクニックカーの中。幼いなりに脱出を試みますが、うまくいきません。父フェイトを信じて、助けを待つヴァネッサでしたが、にわかに慌しくなった車外の様子に危険を感じます。そんな時にダッシュボードで見つけたのが、Motorolaの古いタイプの携帯電話。すぐにフェイトに電話をかけます。
その頃、フェイトたちはリンが告げたタイムリミットを前に緊張していて、ベルの音も耳に入らないのです。
「早く電話に出てよ、パパ!」
バッテリーの切れそうな電話に、祈るような気持ちでベルを数えるヴァネッサ。
「助けて!」
やっと出た受話器に叫ぶと
「どこにいる? 落ち着け!」
フェイトは娘の無事に喜びながらも、冷静に尋ねます。
「建物の中のバン。何か緑の光が見えるわ」
こうして、ヴァネッサが伝えたヒントを頼りに、リンの隠れ場所を突き止め、フェイトは乗り込んでいきます。リンの企みを止めようと売人アーチィも協力して、スーとフェイトの最強チームが結成されます。果たして“ブラック・ダイヤモンド”の正体はいったい何だったのでしょう。
関連リンク[本田亜友子, ITmedia]
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