Mobile:NEWS 2003年5月9日 02:28 AM 更新

Jornada野郎とモバギ野郎に「sigmarion III」を問う

編集部に「sigmarion III」がやってきた。hpのJornadaやNECのMobileGearを使ってきたスタッフにとっては興味津々のデバイスだ

 sigmarionシリーズのメリットにノートPCのよさを取り入れる──そんな思想で設計されたのがNTTドコモの「sigmarion III」だ。

 NEC製のMobile Gearシリーズや日本ヒューレット・パッカード製のJornadaシリーズなど、タッチタイプが可能なキーボード付きデバイスの愛好者は多い。ZDNet編集部も例外ではなく、編集部にやってきたsigmarion IIIの周りをギャラリーが取りまいた。

衝動買い度、急上昇──Jornada野郎のKデスク

 「実物を見ると、『ウォーッ』ていう感じッスね」と歓声を上げたのは、Jornada690を愛用していたNewsのKデスク。sigmarion IIIの液晶の大きさやきれいさが気に入った様子だ。STN液晶だったJornada690に比べると、TFT半透過型液晶の見やすさは格別なよう。「大きさもこれぐらいあると(Jornada690は640×240ピクセル、sigmarion IIIは800×480ピクセル)いい」。

 Jornada690は、使いやすいデバイスにするためにノウハウを見つけるのが大変だったとKデスクは当時を振り返る。まだCPUパワーも十分ではなかったため、起動や反応速度も遅く、いらつくこともあったようだ。sigmarion IIIはIntelのXScale PXA255/400MHzを採用。きびきびした反応速度にはKデスクもご満悦だ。「ソフトもいろいろ入っているし、これなら買ってすぐ使えますねー」。

 実物を見たKデスクは物欲が急上昇。気になるのは「使い勝手のいいエディタやメールソフトが動くかどうか」。そこがお買い上げのポイントになりそうだ。

親指でキーボード入力できるのもポイントが高いとKデスク。キーピッチは「Jornadaシリーズを使っていた人なら問題ないでしょう」

モバギ野郎は購入をためらう

 NEC製のMobileGearII(MC-R300)を使っていたS記者は、一瞬興味を示したものの、キーボードの大きさが購入をためらわせている。「親指を使って打つ人ならいいけど、タッチタイプするにはちょっと」というのが使ってみた感想だ。

 確かにMobileGearIIに比べると、キーピッチはかなり狭い。ぎりぎりタッチタイプが可能なところで、多少の慣れは必要になってくるだろう。「フォームファクターは大きくても良かったような……。これのNEC版って出ないの?」。




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[後藤祥子, ITmedia]

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