ぴあ、iモードの赤外線を利用した電子チケットサービス今秋予定している電子チケットサービスの開始に向けて、ぴあは赤外線通信に対応したiモード端末を使って、携帯電話をチケット代わりに使うプレサービスを行う
ぴあは5月14日、ドコモのiモードを利用した電子チケットのプレサービスを6月から開始すると発表した。利用者は携帯電話に電子チケット(iアプリ)をダウンロードして、入場口で赤外線を使って認証を行うことで、携帯電話だけで手続きが完了する。 「他キャリアへの対応も考えているが、まだ赤外線通信が絶対条件」(ぴあ)であるため、当初はiモードのみに対応する。 同社は今秋に電子チケットサービスの開始を予定しており、今回の携帯電話サービスはその一環。「今回は携帯電話に限った限定版。本サービスではICカードを利用したり、ネット上で事前にチケットを友人などに渡して、席で待ち合わせができる分配機能なども盛り込んでいく」(ぴあ)。 電子チケットシステムは、ぴあとNTTコムが昨年8月に共同で設立した「ぴあデジタルライフライン」が構築する。 ぴあによると、ユーザーはチケットを店頭で引き替えるなどの手間がなくなるほか、イベントに連動した各種クーポン情報の配信を受けられるなどのメリットがある。主催者側には、偽造チケットを防げるほか、ダフ屋対策、売り損じの減少、入場者属性などの収集が行えるなどの利点があるという。 プレサービスは最新映画の試写会イベントと劇場指定席先行販売の2種類。試写会は6月から11月まで、毎月一回開催する。ペア300組600名が毎回招待され、場所はマリオン内の有楽町朝日ホール。応募は、「iモードチケットぴあ」から行える。 劇場指定席先行販売は、指定座席100席を公開初日に限り電子チケットで先行販売する。11月までに3本程度の作品を予定している。詳細は「weeklyぴあ」などの媒体で告知する。 ドコモ(関東甲信越地区)契約者で、赤外線通信機能を持つ504i(S)、505i、FOMA 2051、FOMA 2102Vシリーズのユーザーが対象となる。
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