シャープ、システム液晶増産へ三重第3工場稼働シャープは6月から、「システム液晶」の生産を新設の三重第3工場(三重県多気町)で開始する。携帯機器向けにシステム液晶の需要が高まっており、新工場の稼働開始時期を前倒しして増産に踏み切る。
10月の稼働開始予定を前倒しした三重第3工場(左端の施設) シャープが500億円を投じた三重第3工場は、730×920ミリの大型ガラス基板を処理できる最新鋭施設。2型パネル換算で月産400万台の生産能力を持つ。2002年10月から生産を始めた天理工場(奈良県)の生産能力は同サイズ換算で月産250万台で、新工場の稼働で生産能力は2倍以上に増強される。 システム液晶は、液晶パネルのガラス基板に、ディスプレイと周辺チップを一体形成する。部品点数が少なくて済むほか、シャープ独自の「CGシリコン」により高精細な表示が可能だ。 関連記事 シャープ、次世代液晶を今秋から量産――液晶新工場も シャープは4月24日、液晶パネルにドライバやコントローラなどを集積した「システム液晶」の量産を、今年10月から開始すると発表した。また、システム液晶の新工場を三重県多気町に設置し、2003年10月から稼動させることも明らかにした シャープ、システム液晶を10月から量産へ 関連リンク ニュースリリース [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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