Mobile:NEWS 2003年6月9日 05:54 PM 更新

Motorola「V600」、MIDP2.0対応のアプリックス製Java VM搭載

米Motorolaがリリースする「V600」に、MIDP2.0対応のアプリックス製Java実行環境「JBlend」が搭載される

 アプリックスは6月9日、米Motorola製の「V600」に同社のJava実行環境「JBlend」ライセンスを提供すると発表した。「V600」は、携帯電話向けJavaの新バージョン「MIDP2.0」に初めて対応した端末。

 MIDP2.0は、携帯向けJavaの標準的規格である「MIDP」の新バージョン。ユーザーインタフェースやゲームAPI、セキュリティ面が大きく改善されている(2002年12月の記事参照)。V600ではMIDP2.0のオプション的機能であるワイヤレス・メッセージングAPIとモバイルメディアAPIにも対応している。

 V600はクアッドバンドに対応したハイエンドのGSM端末で、2003年半ばに北米、アジア、欧州向けの販売を予定している。31万画素のカメラを内蔵し、ビデオ再生も可能。Blutoothにも対応している。背面には有機ELディスプレイを搭載した。


CeBIT 2003で展示された「V600」

 JBlendは、国内ではJ-フォンとKDDIが統一Javaプラットフォームとして標準採用しているほか、NTTドコモ向け端末でもソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製端末に搭載されている。搭載機は約2年で2000万台を超えた(5月15日の記事参照)。

 海外向けのGSM端末にもJBlendcを提供していた同社だが、海外のメーカーにライセンスするのは今回が初めてとなる。



関連記事
▼ 今後の携帯標準Java「MIDP2.0」がスタート
今後の携帯Javaの標準仕様となる「MIDP2.0」がリリースされた。現在MIDP1.0を採用している国内キャリアも、折を見てMIDP2.0に移行する見通し。MIDP2.0はどんな特徴を持っているのだろうか?

▼ JBlend搭載製品が2000万台突破
1000万台突破からわずか8カ月で、アプリックスの組み込みJavaプラットフォーム「JBlend」の搭載製品が2000万台を超えた

▼ JBlend搭載携帯が1000万台突破
アプリックスの携帯向けJavaVM「microJBlend」を搭載した端末が1000万台を突破した。Java搭載携帯電話の約半数に当たる。年末には携帯向けJBlendのメジャーバージョンアップを行うことも明らかにした


関連リンク
▼ アプリックス
▼ 米Motorola V600

[斎藤健二, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!