ソニー、フルカラー有機ELパネルを来春に量産化ソニーは6月12日、アクティブ型フルカラー有機ELディスプレイパネルの量産を2004年春から開始すると発表した。
ソニーは6月12日、アクティブ型フルカラー有機ELディスプレイパネルの量産を2004年春から開始すると発表した。当初はモバイル向けに2インチパネル換算で月産30万枚でスタート。ライン設営に約90億円を投じる。 量産する有機ELディスプレイは独自の「Super Top Emission」方式と完全固体デバイス構造を採用し、高い色再現性と高コントラスト、高速応答性能を持ち、薄型化が可能だという。 まずソニー製モバイル機器向けディスプレイに供給を行う。生産ラインはソニーと豊田自動織機が合弁で設立した低温ポリシリコンTFT液晶生産会社のエスティー・エルシーディ(愛知県東浦町)に新設。TFT製造技術を活用する上、ベースとなるTFT基板も同社から調達する。 ソニーの有機ELディスプレイでは、2000年2月に薄さ1.4ミリの13インチパネルを、2003年1月には12インチパネルを4枚組み合わせた24インチタイプを開発している。フルカラー有機ELパネルの量産は三洋電機と米Eastman Kodakが先行している。 関連記事 ソニーと米UDC、高効率有機ELディスプレイを共同開発へ ソニーの有機ELは“ポストTV”となり得るか? 有機EL応用製品として13型ディスプレイをCEATECに参考出品したソニー。話題を聞きつけた来場者で黒山の人だかりが絶えないが、大画面有機ELは果たして“ポストTV”となり得るのだろうか。 「ポストCRTは有機EL」――ソニーが13型フルカラーの試作機を開発 ソニーは、世界最大サイズを実現した13型のフルカラー有機ELディスプレイを開発した。2003年の商品化を目指す。 関連リンク ニュースリリース [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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