FOMAの画像をムーバに送信〜「どりーむ・ドコアル」を試す FOMAからムーバ宛てにiショットメールは送信できないが、ドリームネットのサービス「どりーむ・ドコアル」を使えば静止画の送信が行える。FOMAのパンフレットでも紹介されているこのサービスを試した。
ドコモのPDCから静止画を送信するサービス「iショットメール」はFOMAには未対応。そのためFOMAからはムーバ宛てにiショットメールを送れない。画像を送る手段としてドコモはドリームネットの「どりーむ・ドコアル」を紹介している。この利用料無料のサービスは、iショットメールのように簡単に写真付きメールを送れるのだろうか。
iショットメールの大きな特徴は、普通にメールを送るのと同様「To:」に相手のメールアドレスを入力すれば、画像付きメールを送信できる点。どりーむ・ドコアルは、送りたい相手のメールアドレスを入れる場所が通常のメール送信とは異なるため、iショットライクには画像付きメールを送れない。 どりーむ・ドコアルで画像付きメールを送る場合には「To:」に「i@dream.docoal.com」を入力、送りたい相手のアドレスは本文の最初の行に入力する。1通のメールは最大10人まで送信可能で、その場合は改行入りでメールアドレスを入力すればいい。件名は任意のものを入力でき、本文中のメッセージもメールアドレスの下に好きなメッセージを入れられる。 こうして送信した画像付きメールは相手先にURL付きメールで届き、ユーザーはiショットメールを見るのと同様、Webにアクセスして画像を閲覧する。届いたメールにはそのまま返信も可能だ。
iショットメールに比べて不利なのは、日常的にどりーむ・ドコアルを使っていなければ送り方を忘れてしまいそうなところ。アドレス帳にどりーむ・ドコアルの送り先をあらかじめ登録して、本文中への送り先アドレス入力はアドレス帳や送信履歴から引用したり、定型文に登録しておくなどすればいいのだろうが、普通のメールと同じように送れるiショットメールに慣れたユーザーには少々敷居が高いかもしれない。 一方で、多様なサイズの画像を送れるFOMAに最適化された部分もある。iショットの場合、送信できるのはiショット(S)とiショット(L)の2種類だけだが、どりーむ・ドコアルではVGAサイズの画像なども送れる。VGA画像を送信した場合でも、受け手がアクセスする際にはディスプレイサイズに最適化された大きさで閲覧できる。
どりーむ・ドコアルを提供しているのはNTTドコモではなく、NTTコミュニケーションズの出資会社であるドリームネット。FOMAサービスの中での位置づけは、「静止画を送信する手段の1つのガイドとして案内している」(ドコモ広報)というものだ。FOMAでiショットライクにムーバに画像つきメールを送信できるサービスの提供は決まっていないといい、「ほかのサービス同様、ユーザーからのニーズが多ければ検討する」と言うに留めている。
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