Mobile Weekly Top10
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1位 | 名刺を読みとれる「SH505i」登場 | ||
2位 | 特集:ドコモの「505i」 | ||
3位 | ドコモの「SH505i」店頭に並ぶ | ||
4位 | ドコモ、「SH505i」を6月20日に発売 | ||
5位 | 今年後半のFOMAはFlashも搭載〜夏野氏 | ||
6位 | 「SO505i」徹底攻略〜カメラ編 | ||
7位 | 携帯動画の互換性を考える:「MPEG-4」の仕組みとは | ||
8位 | 「SH505i」、4日で4万2000台を突破 | ||
9位 | J-フォン、5機種対応の携帯データ転送ソフトを公開 | ||
10位 | 「505i」、ただいま30万台 |
FOMAが普及するにつれて、1つ問題になってくるのが画像付きメールの扱いだ。ZDNet Mobileでは、「FOMAでiショットが送れない」などのトピックを掲載したが、この問題、案外根が深い。
画像付きメールの送り方は、いくつかの方法があり、キャリアや端末によって制限がある。最も“インターネット標準”に近いのが、添付ファイルとしてメールに画像を付けて送受信するやり方になるだろう。J-フォンやau、FOMAがこれに当たる。
機種 | 送信 | 受信 |
J-0x | 6Kバイトまで | |
J-5x | 12Kバイトまで | |
J-SH53 | 30Kバイトまで | |
au CDMA | 100Kバイトまで | |
FOMA | 100Kバイトまで(PC宛のみ) | 10Kバイトまで |
機種やキャリアごとに容量制限があるのには注意が必要だが、基本的には相互に画像をやり取りして閲覧できる。J-フォンとau、FOMA間は画像付きメールの相性がいい。
問題となるのは、「50x」「251i」などのドコモのPDC(ムーバ)とのやり取りだ。こちらはメールシステム上、画像の添付ファイルをサポートしていない。それでいて、ブラウザフォン全体の6割を占める(6月6日の記事参照)。
iモードを無視して、“インターネット標準”を叫んでも仕方がない。ユーザーにとっては、“標準かどうか”ではなくて、いろいろな端末に画像付きメールを問題なく送信できるかどうかが重要だからだ。
シームレスな操作性のiショット
相手がどのキャリアであるかを意識しないで済むか──という視点で見ると、iショットの使い勝手はなかなかいい。画像添付ではなく、画像が保存されたURLをメールで送信するからだ。
これがJ-フォンやau、FOMAの場合、iモードに画像付きメールを送るには、「@写メール」(J-フォン)、「フォトメール便」(au)、「どりーむ・ドコアル」(FOMA)などを使う必要がある(6月25日の記事参照)。メールアドレスを一部変更したり、宛先を本文中に入れる必要があったりして面倒だ。
もちろん、こうしたサービスが必要になるのは、iモードが画像添付という標準に対応していないせいだ。ほかに比べてiショットが特別優れているというわけではなく、標準規格から外れたiモード向けに作られたのがiショットであるに過ぎない。
そうはいっても、iモードのシェアの高さを考えれば、“どちらが正しい”という議論ではなく、ユーザーが便利に使えるにはどうしたらいいかを考えるべきだ。
ここで、特にチグハグさを感じてしまうのがFOMAだ。ドコモは添付ファイルを受け付けないiモードメールを提供し、一方のFOMAでは添付ファイルを使った画像のやり取りを基本としている。auやJ-フォンからiモードに送るのが面倒なのはまだ納得できるとしても、同じ会社でありながら、FOMAからiモードに画像付きメールを送るためには、特別なサービスを使わなくてはならないのはどういうことだろう。
いくらカタログや取り扱い説明書で「ドリーム・ドコアル」が紹介されていても、一応できるようにした、というレベルであり、iショットに比べて使いやすいとはとても言えない。そもそも、相手がFOMAなのか普通のiモードなのかを見分ける手段もないのに、「movaに送る場合は……」と言われても困る。
FOMAのiショット対応はいつか?
将来、ドコモユーザーの多くがFOMAに移行したら、添付メールを中心とした画像のやり取りが普通になるだろう。しかし、ユーザーの使い勝手を考えた場合、現状はFOMAからiモード宛のときは自動的にサーバに画像が保管されURLが送信されるほうが便利だ。つまり、iショットに対応すべきだろう。
現在のiモードのシェアを考えた場合、auやJ-フォンも同様の方法を採用してくれたほうがユーザーの利便性は高まる。送信先のメールアドレスから判断して、相手がiモードだったら画像をサーバに保管、URLを送信するというやり方だ。
こうしたサービスが“実現できない理由”を挙げるのは簡単だ。「送信先アドレスをチェックするのは通信の秘密を損ねる」「メールサーバが複雑な処理に対応していない」「他社のサービスによって内容が変わる仕組みは難しい」「我が社はインターネット標準に準拠している。つまりおかしいのは向こうだ」……。
確かに、auやJ-フォンからすれば、iモードのおかげで余計な投資を迫られるのはヒドイ話。それでもユーザーの使い勝手を最優先するなら、こうしたやり方もあるだろう。各社の今後の展開に期待したい。
[斎藤健二, ITmedia]
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