Mobile:NEWS 2003年6月27日 04:59 PM 更新

携帯の動画撮影は身近な人とのコミュニケーション手段〜KDDI調査

KDDIが携帯の動画機能を楽しんで利用しているユーザーに限定して行った調査によると、携帯動画は新たなコミュニケーションの手段として使われている。ただし積極的に動画を使っているユーザーでも、利用頻度は週2−3回だった。

 KDDIは6月27日、携帯の動画利用についてのアンケート結果を公開した。事前調査を行い、動画機能付き携帯電話(キャリアは問わず)を持っているだけではなく利用しているユーザー400人を対象とした。

 調査によると多くのユーザーは、動画を新しいコミュニケーション手段として利用しているようだ。動画の楽しみ方として、6割が「コミュニケーションの手段として」「友人や知人に見せるため」を挙げた。逆に、「興味関心のあるものを保存するため」は42.8%、「自分で楽しむため」は15.5%、「ビジネスで利用するため」は3.5%だった。


 ただし、コミュニケーションの相手は文字メールなどとさほど違いはないようだ。友人(46.8%)と家族(36%)で8割以上を占める。動画メールを受信したとき、「文字だけのメールよりもメッセージが伝わりやすい」「文字だけのメールやフォトメールよりもうれしい」という感想が合わせて65.8%あったように、これまでより密なコミュニケーションが取れることを評価していることがうかがえる。

 撮影対象についても身近な素材が多く、「家族」(39%)「友人」(29%)が多い。ただし、静止画撮影で多い「自分」は4.5%に過ぎなかった。

 今後の動画機能・動画メールに期待することは、6割以上が「高画質・高音質」と回答した。画像の保存容量、録画時間、大きなサイズのデータ送受信も5割近いユーザーが改善を期待している。


調査対象は、動画機能・動画メールに魅力を感じているユーザー

 この調査は6月9日から11日まで、全国を対象にインターネットを使って行われた。回答者は、事前調査を行い“動画機能・動画メールを楽しんで利用しているユーザー”に限った。10代、20代、30代、40代からそれぞれ50人となっている。

 活発に動画機能を利用しているユーザーでも、利用頻度はそれほど高くないようだ。動画機能・動画メールの利用頻度は「週に2−3回程度」が50%でトップ。「月に2−3回程度」が33%で2位となった。年齢が上がるにつれて利用頻度は減少し、40代男性では週に2−3回利用するユーザーは32%だった。



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関連リンク
▼ KDDI プレスリリース(PDF)
▼ KDDI

[斎藤健二, ITmedia]

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