Mobile:NEWS 2003年6月30日 01:19 PM 更新

ドコモ、待ち受け時間最長の「FOMA F2102V」

TV電話標準対応、さらに伸びた待受時間、miniSD対応、Outlookとデータのやり取りも可能──。そんな新型FOMA端末が7月3日に全国一斉発売される。

 NTTドコモは6月30日、TV電話に対応した「FOMA F2102V」を7月3日から全国一斉発売すると発表した。


 F2102Vは富士通製の折りたたみ型端末で、連続待受時間240時間(静止時310時間)というFOMA最長のバッテリー駆動時間を持つ。内側に11万、外側に33万画素のCCDカメラを搭載し、2個のライトも搭載した。3倍までのデジタルズームや5連写が可能。スピーカーも2つ搭載し、ハンズフリーでのテレビ電話などでの音質を向上させている。

 充電台はクレードル機能を持ち、設けられたUSB端子でPCと接続することで、充電しながら撮影動画やスケジュールをPCのOutlookとやり取りできる。また外部メモリとしてminiSDカードに対応、カメラで撮影した動画や静止画が保存できる。

 撮影した動画をメールに添付して送信でき、その際のMPEG-4動画フォーマットには、従来のAMRに加え音声コーデックとしてAACも追加された。

 主な仕様は以下の通り。

端末F2102V
連続待受時間約240時間(約310時間:静止時)
連続通話時間約130分(約90分:TV電話)
カメラ外側:33万画素CCD、内側:約11万画素CCD
ディスプレイメイン:2.2型半透過型TFT6万5536色、サブ:1.1型STNモノクロ
サイズ(幅×高さ×厚み)50×101×26ミリ
重さ約115グラム
カラーブラック、シルバー、レッド



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関連リンク
▼ ドコモ ニュースリリース
▼ NTTドコモ

[斎藤健二, ITmedia]

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