ケータイ画像を「チェキ」感覚で印刷〜富士写の小型プリンタカードサイズの写真をその場でプリントできるのが人気のインスタントカメラ「チェキ」。富士写真フイルムは、携帯電話で撮った画像を「チェキライク」にその場でプリントできる小型プリンタを開発した。
携帯電話で撮影した画像をプリントする、手のひらサイズの小型プリンタ「NP-1」(仮称)を富士写真フイルムが開発した。プリント画像は同社のインスタントカメラ「チェキ」のように、その場でカード型の用紙にプリントされる。プリンタへのデータ転送は赤外線で行う仕組みだ。プリント用紙は、コンビニなどでも手軽に入手できるように「チェキ」で使われている「チェキフィルム」が採用された。
NP-1は、チェキの最新モデル「instax mini 55『チェキ☆』」とほぼ同等のサイズで、重さは約250グラム。「かばんの中ではかさばるが、持っていけないこともない」というくらいの大きさだ。 携帯とデータをやり取りするためのインタフェースには赤外線を使うため、赤外線ポートを備えたカメラ付き携帯電話のみの対応になる。現在、NTTドコモの赤外線ポート付き端末での検証を進めており、その他通信キャリアの端末への対応は検討中だという。
プリンタに蓄積できるのは画像1枚分。プリンタの電源を入れて携帯電話から赤外線で画像を送信すると、データ受信後約15秒でチェキフィルムにプリントされ、自動排出される。同じ画像データの焼き増しは、「リプリント」ボタンを押せばいい。濃度補正ボタンを使えば「明るめ」「暗め」に色調を調整することも可能だ。開発段階のNP-1では最大SXGAサイズまでの画像データ取り込みに対応。120×120ピクセルの「iショット(S)」など小さいサイズのデータは「自動的に拡大してプリントされる」(富士写真フイルムインスタント写真部の中台薫氏)。
バッテリーはコンビニなどで購入できるリチウム電池CR2が2本で、約100枚プリント可能だ。「チェキフィルムはISO800と高感度。それほど電池を消費せずに画像を形成できる」。そのため充電式の二次電池にしなくても、撮影するのには十分だという。フィルムの交換はチェキと同様、カセット式のものをはめ込めばいい。 また、赤外線通信による画像送信の「敷居の高さ」を考慮して、iアプリから赤外線で画像を送信する仕組みも取り入れる計画だという。 NP-1は年内発売を目標に開発中。価格は未定だが、「できれば2万円前後に収めたい」としている。7月16日から18日に東京ビッグサイトで開催される「WIRELESS JAPAN 2003」にも参考出展される。 関連リンク富士写真フイルム ニュースリリース WIRELESS JAPAN 2003 [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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