Mobile:NEWS 2003年7月10日 05:06 PM 更新

iモーションをFlashに変換〜動画にシフトする富士写

動画対応の携帯電話が増える中、画像処理システムも動画対応に動き始めている。端末に最適化された画像の生成・配信システムを開発している富士写真フイルムは、動画周りを中心に機能強化を図る。

 これまで静止画中心のソリューションを提供してきた富士写真フイルムは、第3世代で普及が見込まれる動画機能を強化した新技術を「WIRELESS JAPAN 2003」で披露する。

 注目なのは動画から静止画のスライドショーデータを自動的に作成するミドルウェア「Motion Clipper」。動画再生に対応していない端末に送られた動画データを、GIFアニメやFlashに変換、擬似的に動画再生を行えるようにするものだ。

 例えばFOMAのiモーションをムーバ向けに送信すると、505iシリーズならFlashに、それ以外の端末ならGIFアニメに変換されるという。

 富士写真フイルムは今後の動画利用の増加を見込んで、同社の画像処理システム「pixabase2」(2002年7月3日の記事参照)を強化しており、端末に合わせた簡易動画変換はその中の1機能。

 ほかにも、逆光や暗い室内などで撮影された動画の被写体を自動的に解析し、明るくきれいな動画に変換する「動画セットアップ技術」も展示予定だ。この技術は、動画解析の際に静止画に分解せず、圧縮フォーマットのまま変換できるのが特徴となる。



関連記事
▼ iショットの秘密〜富士写の技術で画質向上
ドコモのカメラ付き端末から、画像付きメールを送るときに必ず利用するのが「iショットサービス」だ。実は、画像を補整し、送り先の端末に合わせてサイズや画質を調整するという富士写真フイルムの技術「pixabase2」が使われている

▼ 携帯カメラ利用の新しい提案〜フォトミラクル
撮影した写真にヒット曲のBGMを付けて、プロモーション映像のようなフォトクリップに──。富士写が提供する「ウゴク フォトミラクル」は、単に撮るだけでない、携帯カメラの新しい活用法を提案するiアプリコンテンツだ

▼ ケータイ画像を「チェキ」感覚で印刷〜富士写の小型プリンタ
カードサイズの写真をその場でプリントできるのが人気のインスタントカメラ「チェキ」。富士写真フイルムは、携帯電話で撮った画像を「チェキライク」にその場でプリントできる小型プリンタを開発した。

▼ 携帯端末に合わせて画像を最適化して表示するASPサービス 富士写

関連リンク
▼ 富士写真フイルムの「WIRELESS JAPAN 2003」出展案内

[後藤祥子, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!