Mobile:NEWS 2003年7月17日 02:27 PM 更新

横長液晶の新CLIEが登場 独自の新CPUを搭載

クラムシェル型デザインに横長液晶とキーボード、CMOSカメラを搭載し、無線LAN&Bluetooth通信機能も内蔵。ソニー独自開発の「Handheld Engine」アプリケーションCPUを採用している。

 ソニーマーケティングは7月17日、Palm OS搭載PDA「CLIE」シリーズの新製品「PEG-UX50」を8月9日に発売すると発表した。クラムシェル型デザインに横長液晶とキーボード、CMOSカメラを搭載し、無線LAN&Bluetooth通信機能も内蔵した。ソニー独自開発のCPUを採用している。オープン価格で、実売予想価格は7万円前後。


 480×320ピクセルのバックライト付きワイドTFTカラー液晶ディスプレイとQWERTY配列のキーボードを搭載し、シャープ「ザウルス」シリーズと同様の横長クラムシェル型デザイン。サイズは103(幅)×86.5(高さ)×17.9(奥行き)ミリ、重さ約175グラムとCLIEシリーズでは最小サイズだとしている。ボディにはマグネシウム合金を採用した。

 IEEE 802.11b準拠の無線LAN機能とBluetooth通信機能を内蔵し、300度回転する31万画素CMOSカメラも搭載。内蔵16Mバイトメモリに加え、約22Mバイトの記録メディアも内蔵した。メモリースティックスロットも備える。

 CPUはソニーが独自に開発したアプリケーションプロセッサ「Handheld Engine」を搭載した。ARM926をベースとし、0.18μメートルDRAM混載プロセスで製造する。2Dグラフィックス機能、カメラ・メモリースティックインタフェースなども1チップ化することで本体の小型化を実現できた。

 動作クロックは8−123MHzとインテルのXScaleなどと比べ低いが、最適なクロックを自動的に選択してクロックに応じた最小の電圧を動作速度モニター機能により自動制御する「DVFM」(Dynamic Voltage Frequency Management)技術を採用。滑らかな動画再生やAV機能の高性能化を実現しながら、MPEG-4動画再生時で約270ミリワット、待機時約1.7ミリワットの低消費電力化を達成している。

 電源は内蔵リチウムイオンポリマー充電池。通常使用で14日間使え、音楽ファイル(ATRAC3)なら連続約16時間の再生が可能としている。

 主な仕様は以下の通り。

製品名PEG-UX50
OS日本語版Palm OS 5.2
CPUソニーHandheld Engine(CXD2230GA)
メモリ合計104Mバイト(ユーザー使用可能領域 本体:約16Mバイト、内蔵メディア:約22Mバイト)
インタフェースUSB(PC接続用)、Bluetooth、赤外線ポート、メモリースティックスロット(PRO対応)、無線LAN(IEEE802.11b)、ヘッドホン
液晶ディスプレイバックライト搭載TFTカラー液晶ディスプレイ(480×320ピクセル/6万5536色)
カメラ1/5.5インチプログレッシブスキャン有効33万画素CMOSセンサー(最大記録画素数 静止画:640×480ピクセル、動画:160×112ピクセル
電源内蔵リチウムイオンポリマー充電池
サイズ約103(幅)×86.5(高さ)×17.9(奥行き)(クローズ時)
重さ約175グラム(スタイラス含む)

関連リンク
▼ ニュースリリース
▼ Handheld Engineのニュースリリース

[ITmedia]

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