2003年1Q、カメラ付きもNECがシェア首位に〜ガートナー調査2000年以来、カメラ付き端末のシェア首位を維持してきたシャープが、2003年第1四半期ではNECにトップを奪われた。
ガートナージャパンの調査部門データクエストは7月23日、国内第1四半期の携帯電話販売台数調査結果を発表した。販売台数は前年同期比で133.7%の1190万台に達し、2四半期連続で前年同期に対してプラスとなった。 メーカー別では、NECが22.3%のシェアを取りトップ。2位に17.5%のパナソニック、3位に10.2%のシャープ、4位に10.2%の東芝と続く。NECは9四半期連続の1位。
ガートナーでは、「シャープは第4位の東芝に差を縮められ、辛くも3位を維持する形」としている。ドコモ向けにハイエンド端末を投入していないことに加え、J-フォン向けの「J-SH010」の発売が第1四半期末だったことをシャープが苦戦した理由として挙げている。 結果、2000年末のカメラ付き端末発売以来首位を維持してきたシャープは、NECにその座を奪われた。販売総数に占めるカメラ付き端末の比率は、74.5%に達しており、上位メーカーの顔ぶれは携帯電話端末市場全体と同じものになってきている。
買い換え需要のキーワードとなるのはカメラだとガートナーは見ている。「メガピクセルカメラ付き端末の発売に伴い、ユーザーの機種選択基準に変化が見られると予想されることから、シェア構造はこれまでになく流動化する」(ガートナー) また、「カメラモジュールの需給バランスや供給ルートの確保状況が携帯電話端末の供給量に影響を与え、ひいてはベンダーシェアにも影響を与えることになる」としている。
関連記事 2003年度、メガピクセルはカメラ付きの43%に〜矢野経 100万画素オーバーのメガピクセル端末が、大幅に出荷数を伸ばしそうだ。2003年度のカメラ付き端末の43.1%、数量にして1700万台がメガピクセルカメラ付きになると、矢野経済研究所では予測している。 関連リンク ガートナージャパン [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |