W-CDMAとGSMのデュアル端末も〜ドコモの海外戦略チップローミングの次は3GとGSMのデュアル端末──。決算発表の席上でドコモの津田志郎副社長が次なる海外戦略の一端を明かした。
NTTドコモの津田志郎副社長は決算発表の席上で、W-CDMA/GSMのデュアル端末の開発を検討中だと話した。 ドコモは海外利用者向けに、FOMAカードを海外のGSM端末に挿せば同じ電話番号で利用できる「WORLD WING」(5月19日の記事参照)とPDCユーザー向け端末レンタルサービス「WORLD WALKER」を提供中。 次のステップとして目指すのは、日本で使っている端末をそのまま海外に持ち出して使える端末ローミングだが、W-CDMAの本格サービスを始めている国がまだ少ないことから「まだ時間がかかる」と津田氏。過渡期の策として「GSM/W-CDMAのデュアル端末をわれわれの手で開発していこうと思っている」。理想は「PDC/GSM/W-CDMAのトリプルモード」だったが、技術的に難しいことからヨーロッパのGSMとW-CDMAのデュアルモード端末の開発を計画しているという。 デュアル端末には、海外でもiモードサービスを受けられる機能が搭載される予定。「ユーザーが(デュアル端末を)海外に行っても、日本のiモードのプラットフォームでアクセスすれば海外でiモードサービスを受けられる」。 海外でiモードサービスを提供するキャリアと共同で(端末を)調達できる可能性があるので、「できるだけ同じ機能のハンドセットをロットとして固めて調達できるよう検討中」だという。
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