Mobile&Movie 第75回
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作品名 | 10日間で男を上手にフル方法(HOW TO LOSE A GUY IN 10DAYS) |
監督 | ドナルド・ペトリ |
制作年・製作国 | 2003年アメリカ作品 |
「10日間で男を上手にフル方法」、それは「こうしたら嫌われる」という行動を踏絵のように試す逆恋愛マニュアル。この作品は、男にとっては重荷になる恋する女の行動をコミカルに描きます。
男を上手にフル方法を覚えて、それをしないように気を付ければ恋は長続きするはず。携帯電話の番号交換で始まった恋を、ブチ壊しにするのも携帯電話……。仕事中でもお構いなしに電話して甘える、彼の留守電に一分ごとにメッセージを残す、そんな経験はありませんか?
人気女性誌「コンポージャー」の編集者アンディはさまざまなハウトゥ特集を担当していて、面白おかしいそれらの記事は雑誌の目玉になっていました。アンディには、いつか政治や経済についての硬派な記事を書きたいという夢がありますが、編集会議で決まった次号のテーマは「恋愛を長続きさせる方法」。アンディは親友ミシェルの一週間で終わった恋を参考に、何をしたら男に嫌われるのか、逆説的な記事にすることにしました。
実体験を元にするべきと、編集長からは10日間で彼を見つけフラれなさいという命令が出ます。さっそく、ターゲットを探しにニューヨークで最もエッジィなバーに繰り出すアンディたち。そこで知り合ったのが、広告代理店に勤めるベンでした。
ベンの熱心なアプローチに、いい獲物が現われたと内心ガッポーズのアンディ。より早く親密になるために、出会ったその日にベンのアパートまでついて行ってしまいます。それもすでに作戦の一部。アンディは10日間で完璧にフラれてやろうと意気込みます。ベンの部屋のトイレでこっそりミシェルに現状を報告し、アドバイスを仰ぎます。
「メモを取って」
「OK、もう切らなきゃ」
寝室に戻り、アンディは少し照れているベンに大胆にせまりますが、餌だけぶらさげ、おあずけして帰ることに。気まぐれでやっかいな女を演じることに成功したのでした。こうして、ベンの気を引くことができたと確信したアンディは、翌日のデートでわがまま三昧、自己中心的な態度を貫きます。そして3日目にはさらにエスカレート。
「私よ〜、会いたいわ〜」
携帯電話でベンの会社宛に連絡を入れ、無理矢理取り次いでもらい、甘えた声でささやくのです。
「会議中なんだ、後からかけ直していいかい?」
ベンは重要な会議の真っ最中。アンディはしつこく食い下がります。
「今夜は空いてる〜?」
「映画でも観に行くかい?」
しかたなしにアンディとの会話を続けるベン。
「うれしい〜♪」
アンディは、またまた嫌われることに成功したとニンマリ。そして、デートした映画館でも傍若無人に振舞うのですが、ベンはそんなアンディにとても優しいのです。いったいどうなっちゃってるの? とアンディが悩むのもムリもないこと。じつは、ベンも10日間の恋愛に賭けていたのです。
ベンの場合は、10日間で女に惚れさせること。そう、アンディとはまったく逆に、恋に落ちてくれる女性を探していたのです。それというのも、ダイヤモンド会社を自分のクライアントにしてほしいと社長に直談判をした折、ベンは女性のことなら何でもわかると豪語してしまったのです。
ならば気持ちを読み取って女を夢中にさせ、10日後のパーティに彼女を連れて来られたなら仕事を任せてもいいと社長は約束。その賭けが持ち上がったのが、アンディに声をかけたバーだったのでした。お互いがお互いのターゲットになっているとも知らず、アンディは嫌われるためにスネたり怒ったり厚かましい女を演じ、ベンは好かれるために花を贈り愛を囁きアンディのどんな行動も我慢し続けます。刻一刻とせまるタイムリミット、ますます強硬手段で“男をフル方法”を実践するアンディに、ベンの堪忍袋はついに切れてしまうのでしょうか?
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