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2003年8月21日　01:57 AM 更新

Mobile Weekly Top10
テレビ電話がBluetoothを普及させる？

ついにFOMAに機種変更した。試してみたいのはやはりテレビ電話。しかしこのままでは使う場所が限られてしまうことが判明。どこでも使えるようになるための鍵はBluetoothにある、かもしれない。

Mobile Weekly Top10 8月14日〜8月20日
1位	J-フォン、メールとWebが使える3G端末を投入
2位	「もはやゲーム機」は真実か？〜ケータイゲーム11本を斬る
3位	名機か迷機か？ 新スタイルCLIE「PEG-UX50」を試す
4位	特集：ドコモの「505i」
5位	海外から写メール〜J-フォン、3G新サービスを10月開始
6位	新規、即解約。携帯をデジカメ代わりに使う若者たち
7位	FOMA4機種、電卓で再度のバグ
8位	携帯電話の不具合問題を追う〜2　NTTドコモにて（1/2）
9位	携帯電話の不具合問題を追う 1──ユーザーからの告発（1/2）
10位	サービスステーション全店閉店〜アステル東京の今

　先週ついにFOMAに機種変更した。日常的に使わないと実感できないことを把握しておきたいと思ったからだ。

　「使わないと実感できない」機能の代表格がテレビ電話。「FOMA日記」（6月20日の記事参照）でなんとなく様子はわかったが、どんなシーンで楽しく使えるのかは自分で試してみたい。

　面白かったのは、車の中から「今こんな感じ」とアウトカメラで風景を見せるといった使い方。止まっているよりは動いている風景のほうが、見るほうも見せるほうも楽しめる。

　いろいろ試すうちに気が付いたのが、「テレビ電話は使う場所が限られる」ということだ。例えば喫茶店などでテレビ電話がかかってきた場合。テレビ電話は普通の電話のように端末を耳に近づけて話すものではないため、スピーカーホンにするか、イヤホンマイクをつないで話すことになる。かかってきてからごそごそとイヤホンマイクを取り出すのは時間がかかり、かといって店内でスピーカーホンで話すのも気が引ける。特にスピーカーホンだと、フツーに電話するのと違って相手の声もスピーカーから流れるので会話が周囲に丸聞こえ。これはちょっと恥ずかしい。

　そうなると安心してテレビ電話できる場所は、仲間うちで騒いでる場所か、自分の部屋ぐらいなものになってしまう。持ち歩けるのがウリのケータイなのに、それではちょっと面白くない。

　そんな問題を解決してくれるのが、「もしかしたらBluetoothヘッドセットなのでは」と思ったのだ。

　例えばFOMAがBluetoothに対応してヘッドセットが出てきたとしよう。耳にいつもヘッドセットを付けておけば、少なくとも相手の声は周囲に聞こえない状態でハンズフリーの会話ができる。しかもワイヤレスでだ。耳に常時つけておくのが煩わしいか、イヤホンマイクを取り出すのが煩わしいかは、テレビ電話の認知や普及の度合いによって変わるだろう。でもワイヤレスヘッドセットを使えば、少なくとも普通の電話に近い状態で話ができるようにはなる。

　少し前、喫茶店にいるライターにテレビ電話したとき、ライターの声が全然こっちに聞こえないことがあった。なぜだかわからず、カメラに向かって「聞こえてますか」と書いた紙を見せたりという、お笑い番組のようなことをやったものだが、このときも「喫茶店にいたため大声を出せなかった」というのが理由だった。

　テレビ電話は若者に人気だと聞く。テレビ電話があたりまえになって、Bluetoothヘッドセットを付けるのが特別なことではなくなる……なんて未来が、案外近い将来やってくるのではないかと思ったりするのだ。

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[後藤祥子, ITmedia]

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