小型軽量ながら通信も可能〜iPAQ Pocket PC「h1937」を試す(1/2)Pocket PC 2003を搭載した小型軽量の「h1937」。シャツのポケットにすんなり入る大きさながらPHSでの通信も可能になり、利用範囲の広がりに期待が持てる。
小型軽量のPocket PC 2003搭載機、iPAQ Pocket PC「h1937」(8月22日の記事参照)が登場した。見かけは前モデルの「h1920」(6月2日の記事参照)と変らないが、中身はSD/IO対応、新プロセッサの採用、Pocket PC 2003搭載などのグレードアップが図られている。
h1937は、国内では東芝製「GENIO e350」(8月7日の記事参照)に続くPocket PC 2003搭載機。前モデルのh1920と外形寸法はほとんど変わっておらず、現時点では世界最小のPocket PC 2003搭載機となる。
注目すべきはSDカードスロットがSD/IO対応になった点。前モデルのh1920も低価格でコンパクトサイズだったことから大きな注目を集めたが、モバイルでの通信手段が事実上皆無なことが国内市場ではネックになっていた。h1937でも現時点で利用できるSD/IO対応通信デバイスは、DDIポケットのSDカード型AirH"端末「AH-S101S」(2002年12月19日の記事参照)のみ。しかし今後は無線LAN製品も出てくる見込みで(3月28日の記事参照)、通信手段の広がりには期待できそうだ。
Pocket PC 2003では候補のリアルタイム表示が可能になるなど、入力効率の改善が図られている。第一候補を入力し続ける限り1文字1ずつ確定する必要がなく、連続した手書き文字入力が行える。
パッケージ内容はh1920からの大きな変更はない。クレードルは別売で、PC接続用のUSBケーブル、ACアダプタが付属する。充電とPC接続は同時に行える。
h1920では2.5ミリ径のヘッドフォンジャックを採用したためか、インナーイヤータイプのヘッドフォンが付属していた。h1937では一般的な3.5ミリ径のステレオミニプラグ接続用のアダプタが付属し、任意のヘッドフォンが利用しやすくなった。 [坪山博貴, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/2 | 次のページ モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |