Mobile:NEWS 2003年9月9日 08:35 PM 更新

携帯でも長文メール?〜ガートナー調査

ビジネスマンが携帯で処理する電子メールは、本数、処理時間ともに増加。ガートナージャパンは、「メールのインタフェースが充実してきたことから、これまでより長いメールが書きやすくなったため」と分析している。

 ガートナージャパンは9月9日、企業内個人の電子メール利用実態調査を発表した。ビジネスマンが受信するメール件数は、PCの場合で65.8通(2002年の61.5通から増加)、携帯電話でも5.7通から7.0通に増加した。


 携帯のメールを扱う時間も、2002年の1日あたり0.5時間から、1.1時間に増加した。これは、「AI辞書機能など文字入力技術が改善されたこと。大きく見やすい画面が採用されたこと」(ガートナー)など、メールに関するインタフェースが充実してきたことから、「これまでよりも長いメールが書きやすくなったため」だとガートナーでは分析している。

 一方で、PCのメールを扱う時間は1日3.5時間(2002年)から3.1時間に減少した。扱うメール本数自体は増えていることから、「電子メールをめぐる業務効率が向上している」とガートナーは見ている。

 モバイル環境でのPCメールでも、社外で電子メールを見る時間は1.0時間(2002年)から0.7時間に減少した。これはリテラシーが向上したことに加え、「一部携帯電話とPCのコラボレーションが進んだこと、例えば携帯でメールの表題をチェックし重要なもの、緊急なものだけをPCを立ち上げて処理する」といったテクニックが向上したためと分析している。

 この調査は2003年7月、同社のパネル1500人(有効回答数557人)に対して行われた。



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[斎藤健二, ITmedia]

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