NECの高機能中継器をFOMAが採用NECが開発した高機能中継器がFOMA網に採用された。世界標準規格の採用で開発期間が軽減され、サイズも従来の5分の1に小型化された。
NECは、コアネットワークのPS部を世界標準に対応させた携帯電話網向け中継器を開発、FOMA網への採用が決まったと発表した。 ハードウェアとOSにオープンスタンダード規格のAdvanced TCA(ATCA)とCG-Linuxを採用したことで、これまで数年かかるといわれていた開発期間が3分の1に短縮でき、ミドルウェアやアプリケーション部分の開発に注力できるという。 従来製品に比べて10倍となる1.5Gbpsのパケット処理能力を備え、最大構成で6.2Gbpsまで拡張できる一方、筐体サイズは約5分の1に小型化された。 パケット通信の処理部分とパケットセッションの制御部を分離することで、事業者のサービスに柔軟に対応できるようになったことも特徴の1つ。今後の3Gサービスでは、セッションを張る回数と情報配信頻度の組み合わせが複雑化するとみられることから、両社のさまざまなレベルの組み合わせを細かに制御可能にするため、分離させたという。 NECによれば、ここ1〜2年は日本のモバイル市場向けに提案していくが、海外での3G普及が進むと見られる2005年以降には海外向けにも訴求したい考え。 Advanced TCAは、PICMGフォーラムが策定した、高度な次世代通信プラットフォームの世界標準規格。 関連リンクニュースリリース [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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