J-フォン、パケット割引を12月導入〜グリーン社長J-フォンのグリーン社長は12月にパケット割引を導入することを明言。3G端末の仕様についても、WAP/MMS対応とすると話した。各国のVodafoneで共通の端末やコンテンツを利用できるようにするのが狙い。
J-フォンのダリル・E・グリーン社長は9月18日、WPC EXPOのフォーラムで行われた講演で、現在一律であるパケット通信料金について、「パケット割引を12月には確実に導入する」と語った。 詳細は明かさなかったが、J-フォンのパケット通信料は、現在PDC端末で0.3円/パケット、3G端末で0.2円/パケットとなっており、auの「パケ割」(0.1円/パケット)、ドコモの「パケットパック」(最大0.02円/パケット)に対して割高感があった。
また3G端末の仕様についても、J-フォンの独自仕様からVodafoneグループの一員としての仕様に方向転換することも明かした。 「(3G端末で)WAP/MMSへの対応を決定した。各移動機メーカーに既にスペックが行っている」。国内の独自仕様をやめ、各国のVodafoneグループで共通の端末を使えるようにするのが狙い。 グリーン氏は、コンテンツ記述言語などがWAPに統一されると見ている。「現在はiモードやJ-スカイに比べて遅れている。しかし今後何が標準になるのかを考えなくてはならない」。Javaについては、仕様の統一で混乱もあると言う。 端末の仕様を統一することで「世界のベンダーの移動機が日本にも入ってくる。ユーザーの選択肢が増える」(グリーン氏)。同時に、日本のメーカーが持つ端末技術が海外に出ていくことにもつながると見ている。
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