AV機能重視〜ビクター、Pocket PC「iO」を参考出展日本ビクターは、音と映像にこだわったPocket PC「iO」を参考出展した。独自開発の「CCコンバータ」の搭載で、圧縮された音をオリジナルに近い音質で再現できるという。
WPC EXPO 2003の日本ビクターブースに、Pocket PC「iO」が参考出展された。欧米では既に発表済みで、年内にも発売予定だが、日本での発売については未定で、欧米版とおなじスペックになるかどうかも決まっていないという。 今回参考出展されたのは、欧米で発表したデバイスを日本語化したもの。CPUはXScale PXA255/400MHz、Pocket PC 2003が搭載され、802.11bの無線LANを内蔵している。外部スロットとしてSDカードとCFカードスロットを備える。 大きな特徴は、AV機能へのこだわり。MP3などの圧縮された音源データをオリジナルに近い音で再生可能にする独自回路「CCコンバータ」が搭載された。動画も「ソフトウェア処理でなめらかに再生できる」(説明員)という。
iOにはいくつかのオリジナルソフトも用意される。イコライザーで好みの音に調整したり、QVGAの画面全体を使ったムービー再生が可能な「AVプレイヤー」をはじめ、本体に搭載された赤外線機能を使ってAV機器を操作できる「AVリモートコントローラ」、サムネイル表示やスライドショーのほかレタッチ機能も備える「ピクチャーアルバム」などだ。 中でも特徴的なのが、Pocket PCを簡易ビデオサーバにしてしまおうという「iOビデオサーバ」。iOの左側面にはUSBホストポートが備えられ、ビデオカメラとiOをUSBポートでつないでソフトを立ち上げると、DVフォーマットの動画をPocket PC内にMPEG-4形式で取り込むことができる。データを取り込んだiOをビデオサーバ化してPCなどに配信するところまでをサポートするソフトだ。 まだ開発段階のため、取り込み時のクオリティがどの程度になるかは決まっていないというが、「30フレームぐらいが目標」(説明員)だという。なおビデオとの接続にはドライバが必要。ビクター製品のドライバはデフォルトで入っているが、他社製品については、メーカーが対応ドライバを出せばつなげるようになるそうだ。
iOという名称は、木星の衛星「イオ」に由来しているという。InterLinkシリーズの一つとして発売されるiOは、「InterLinkを木星にたとえると、iOはその衛星のような位置づけ。連携して使うというイメージ」だ。 関連記事 WPC EXPO 2003が幕張メッセで開幕 アジア最大級のデジタル総合展「WPC EXPO 2003」が幕張メッセで開幕した。 特集:WPC EXPO 2003 [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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