液晶基板にオーディオ回路を一体形成 シャープが成功CGシリコンシステム液晶に映像系以外のシステム回路を初めて集積した。
シャープと半導体エネルギー研究所は9月22日、システム液晶パネルのガラス基板上にオーディオ回路を一体形成することに成功したと発表した。両社が共同開発したCGシリコン技術を活用したもので、モバイル機器の薄型化・小型化に貢献できるとしている。
オーディオ回路を集積したシステム液晶パネル 開発したのは640×480ピクセル表示対応の4インチパネル。パワーアンプから12ビットD/Aコンバーター、アナログ入力用プリアンプまで集積した。12ビットD/A変換によりDVDの48KHz PCM信号の再生が可能。圧電スピーカーを駆動できるアナログ出力電力を直接得るため、フラットかつ低ノイズな信号処理特性を達成したとしている。 CGシリコン技術はシステム液晶の中核技術。ガラス基板上に液晶ドライバなどの外部LSIを一体形成することで実装面積と部品点数を削減し、製品を小型化できる。 映像以外の回路をガラス基板上に集積できたのは初めて。
関連記事 シャープ、次世代液晶を今秋から量産――液晶新工場も シャープは4月24日、液晶パネルにドライバやコントローラなどを集積した「システム液晶」の量産を、今年10月から開始すると発表した。また、システム液晶の新工場を三重県多気町に設置し、2003年10月から稼動させることも明らかにした。 関連リンク ニュースリリース [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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