ドコモ、FOMA向けにSymbian OSのライセンス取得FOMAのプラットフォーム開発の基盤として、Symbian OSの位置づけが高まる。共通プラットフォームを使うことでコスト低下、開発速度の向上を狙う。しかし、OSの選択はあくまでメーカーに任せられる。
ドコモはFOMA向けのOSとして、英SymbianのSymbian OSのライセンスを取得した。Symbian OSをFOMAのプラットフォーム開発の土台とするのが目的。 端末メーカーは、Symbian OSを採用する必要はないが、「ドコモがSymbianと契約を結ぶことで、個別にライセンスを受ける必要がなくなる」(ドコモ)。 各社が共通のプラットフォームを使うことで、開発したアプリケーションの相互利用など水平展開を図れるほか、コストの低減、端末開発のスピードアップなどが期待できる。ドコモでは、Symbian OSと同様の位置づけに国産のリアルタイムOSであるITRONも置いている。 Symbian OSは、海外ではNokiaを中心に数多くの端末で採用実績があり(6月26日の記事参照)、国内でも富士通がFOMA端末2機種で採用している(2002年12月の記事参照)。 ドコモはFOMA開発メーカー5社に対して、開発費の半額を負担する支援も行っており(4月23日の記事参照)、FOMA端末のコスト削減や早期開発に力を入れている。
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