Mobile:NEWS 2003年10月1日 07:56 PM 更新

SSIとプーマテック、携帯市場向け製品強化

SSIトリスターとプーマテックが、携帯市場向け製品の強化に向けて業務提携を行った。PC入門者を中心に製品のすそ野を広げたい考え。

 SSIトリスターとプーマテックが業務提携を行い、両社提携による第1弾ソフト「Intellisync 5.2J」(10月1日の記事参照)を発表した。

 今回の提携により、今後プーマテックが開発するコンシューマー向け製品はSSIトリスターが販売元になり、同社のチャネルを通じて販売される。

日本の携帯市場に合わせた製品を

 提携は、携帯電話市場向け製品の強化を目的としたものだ。

 プーマテックは、PCと携帯、PDA間のデータ同期を可能にするコンシューマー向けパッケージ「Intellisync」の開発・販売のほか、企業に向けたソフトウェアのOEM供給、サーバ製品の開発・販売を行っている。

 日本市場ではPDAより携帯電話の普及がめざましいことから、プーマテックではPCと携帯電話間のデータ同期の機能を強化。3月に発売されたコンシューマー向け製品「Intellisync 5.1J」から、携帯電話との同期機能を追加した。

 こうした方針に伴い、「より広い層に製品をアピールするために提携を決めた」とプーマテック社長の荒井真成氏。今後は、携帯電話の新端末への迅速な対応を図るとともに、日本固有のソフトウェアとのデータ同期も可能にしていくと話す。既にPC用メールソフト「Becky!」との同期対応が進行中だという。

 一方のSSIトリスターは、携帯編集ソフト「携帯万能」シリーズや、携帯電話のデータバックアップ用周辺機器「ケータイ写トル」(8月1日の記事参照)を販売するメーカー。「売り上げの8割を携帯万能が占める」(SSIトリスターの小俣信彦社長)など、今や携帯市場向け製品が収益を支えていると話す。

 携帯電話の機能が増えるに伴い、「携帯万能」も機能を拡張してきたが、ソフトは肥大する一方で実際使われているソフトは限られていると小俣氏。今後は重要な機能を細分化した製品を出していくと話す。

 中でも携帯電話でのスケジュール管理は「これからの携帯電話に重要な機能」という認識からプーマテックと提携。第一弾ソフトとして「Intellisync 5.2J」をリリースすることになった。

 両社はPCの入門者をターゲットに製品を訴求していく考えだ。



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関連リンク
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[後藤祥子, ITmedia]

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