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2003年10月7日　07:04 PM 更新

ルネサス、画像処理を強化した「SH-MobileV2」発表

ルネサステクノロジはこのほど、携帯電話向けアプリケーションプロセッサの新製品「SH-MobileV2」を開発した。200万画素カメラに対応するなど画像処理機能を強化した。

　ルネサステクノロジはこのほど、携帯電話向けアプリケーションプロセッサの新製品「SH-MobileV2」を開発した。200万画素カメラに対応するなど画像処理機能を強化した。11月からサンプル出荷を始める。

　SH-Mobileシリーズのハイエンド製品「SH-MobileV」をベースに画像処理機能を向上さえた。カメラインタフェースを1600×1200ピクセル（UXGA）対応に強化したほか、MPEG-4ハードウェアアクセラレータを搭載。ミドルウェアでMPEG-4処理を行う場合に比べ、CPU負荷を減らしながら処理性能を向上させた。2D/3Dグラフィックスエンジンも搭載した。

　コアは最大133MHz動作のSH3-DSP（173MIPS）。周辺回路の内蔵化も進め、TFTカラー液晶ディスプレイに対応した液晶コントローラや、液晶に合わせて色変換を行うカラーマネジメントユニット、ビデオ出力ユニット、IrDAインタフェース、最大64和音の音源などを搭載している。

　パッケージは408ピンCSP（12×12×1.4ミリ、0.5ミリピンピッチ）を採用した。1万個ロット時の単価は4000円。

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第3世代を待たずして、携帯に独立したCPUが搭載されるのは時間の問題になってきた。日立のアプリケーションプロセッサ「SH-Mobile」を搭載した携帯電話は既に登場済み。来年には数割の端末がSH-Mobileを搭載してくるだろうと、日立は自信を見せる。Javaの高速化、美しい3D、そして動画再生と携帯の機能は一段と進化を遂げる。


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