Mobile:NEWS 2003年10月7日 08:03 PM 更新

ラジオ、カメラ、無線LANカード〜SD/IO製品続々

PHSカード、Bluetoothカードなどは出ているものの、なかなかラインアップが揃ってこないSD/IO対応製品。そんな中シイガイズが、無線LANカードを展示した。

 SD/IOスロット搭載機器が少ないためか、なかなかラインアップが揃ってこないSD/IO対応機器。そんな中、シイガイズが4種のSD/IO製品をCEATECで披露した。

 12月にもWeb販売するというのが、802.11b対応の無線LANカード「SD-Link11b」。既に企業向けには納入されている製品だ。

 一定時間通信が行われないと、消費電流を抑えるモードに自動的に切り替わるのが特徴。待ち受け時の設定は1mA〜15mAの「スリープモード」と1mA以下の「ディープスリープモード」のいずれかを選べる。この設定はソフトウェアから行う仕組みで、例えば「5秒間通信がなかったらスリープモードにする」というような設定が可能だ。

 物理アンテナをカードに内蔵しているため、チップアンテナに比べて感度が高いのも特徴だと説明員。「PCMCIAの無線LANカードと同等の距離を飛ばせる」。電波状況が厳しい場所でも30メートル以内なら電波をつかめるという。


金属部分が内蔵された物理アンテナ(製品版は半透明ではなく黒)。12月からWeb販売される予定だ。PCカードアダプタ付きで1万5000円ほどになるという

 Pocket PC 2002/2003搭載デバイスやsigmarion III、Palm OS 4および5搭載デバイスなどに対応し、PCカードスロット付きで1万5000円くらいで販売される予定だ。

FMラジオ、31万画素カメラ、Bluetoothカードも

 シイガイズは来春の発売を目指して、FMラジオ、31万画素カメラ、BluetoothのSD/IO機器を開発中だ。

 面白いのはSD/IO対応のFMラジオチューナー。カードにFMラジオチューナーが内蔵され、ソフトウェアでオン/オフやチューニングを行う。現状はオンエア中の情報を画面で確認できないが、今後はFM多重放送(見えるラジオ)対応も検討中だ。「SD/IOのいいところは、ソフトを(カードから)ドライバ側にダウンロードさせられるところ」だといい、デジカメや携帯電話に挿して使えるどうかの可能性も探っているという。


FMラジオチューナー内蔵のSDカード(左)と、操作画面(中)。海外に行った時に現地の周波数に合わせられる仕組みも取り入れられる(右)


31万画素CMOSカメラ内蔵のSD/IOカードは、2〜4倍ズームに対応。カメラ部は回転する仕組みで、カメラ上部の光る部分がシャッター。ソフトウェア制御による操作も行えるが、ソフトは開発中



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関連リンク
▼ シイガイズ

[後藤祥子, ITmedia]

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