Mobile:NEWS 2003年10月7日 04:05 AM 更新

携帯の“名義貸し”、総務省が注意

迷惑メール送信業者の最新の手口は、無関係のユーザーから名義を借り受けることで、回線停止などキャリアの対策をかいくぐるものだ。

 総務省は10月7日、迷惑メール送信業者に自分の携帯電話の名義を貸し出す「名義貸し」が増えているとして、注意を促した。

 携帯電話向けの迷惑メールは、ドメイン指定受信などの対策が進んできたことから、PCではなく携帯から送信されることが増えてきている。しかし携帯キャリアは、迷惑メール送信を行った回線を停止する措置を取っており(7月10日の記事参照)、送信業者は自社と非関係の回線を借りて迷惑メールの送信を始めている(9月4日の記事参照)。

 迷惑メール業者は、回線利用料を支払う約束で、数万円の代金で名義を借り受けているという。

 総務省は、名義貸しした回線が迷惑メール送信に使われた場合、同一名義の携帯電話が停止されることや、料金滞納が発生した場合、名義を貸した本人が支払い義務を負うことなどを挙げ、名義貸しをしないよう訴えている。



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関連リンク
▼ 総務省 報道資料

[斎藤健二, ITmedia]

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