ビジネス用途にも使える「リミットモード」〜「V301T」ボーダフォンの東芝製端末「V301T」は、端末側に使いすぎを防ぐ「リミットモード」を備えた端末。利用する時間帯やアクセス先を細かく設定できるのが特徴だ。
ボーダフォンの東芝製端末「V301T」(9月25日の記事参照)が、CEATECの東芝ブースに登場した。回線交換PDCのスタンダードに位置づけられるこの端末には、通話やメール、Webのアクセスを、時間帯や利用量でも制限できる「リミットモード」が搭載されている。 通話やメール、Webのオン/オフだけなら端末の機能として搭載されているものもあるが、あらかじめ決めたサイトだけへのアクセスや、時間帯・利用量に応じたアクセス先を設定できるのは初めてだ。
アクセス制限の設定はメニューの「リミットモード」から行え、設定の際には4ケタの暗証番号が必要。制限できる項目は「電話」「メール」「Web」の3種類。「禁止」か「制限なし」だけではない細かい設定が行えるのが特徴だ。 例えば「許可リスト」。これはメールや通話ならアドレス帳から許可する相手を選択し、そこにだけはアクセスできるようにするものだ。「メモリダイヤルのみ」との違いは、「使えない状態になっても、非常時には連絡が可能」である点だと説明員。 これ以外にも、夜間は使えなくするなど利用時間帯を決められる「時間制限」、トータルの通話時間やメールの件数、Webのバイト数などを設定できる「使用量制限」、ワン切りやQ2発信、ボーダフォンライブ!のコンテンツ加入などを制限する設定などが用意される。 こうした機能は、メールやWebが使えないプリペイド端末(一部地域を除く)では不満だという子供に携帯電話を与えたい場合だけでなく、特定の相手とのやり取りに用途を制限したい会社用にも使えそうだ。
「制限」と聞くと堅苦しさを覚えがちだが、カメラを楽しむためのユニークな機能「特撮モード」も搭載されている。撮影した画像を背景に、後から撮った写真を合成する「バーチャルトリップ」と、撮影した人物顔部分をくり抜いてフレームとして使える「バーチャルウィッグ」の二つのモードがある。 バーチャルトリップには、あらかじめ切り抜き用の枠が用意され、ユーザーはまず、背景用の写真と枠を選ぶ。すると選んだ枠が表示されたカメラの撮影画面が立ち上がり、その枠に合わせて写真を撮影する。こうして枠に合わせて撮った写真と背景を組み合わせて合成写真を作成する仕組みだ。 バーチャルウィッグは、フレームの顔部分としてくり抜きたい部分を指定すると、肌色を検知して顔の形が自動的にくり抜かれたフレームができるというもの。オリジナルのフレームが作れるため、飽きずに楽しめそうだ。
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