Mobile:NEWS 2003年10月15日 01:31 AM 更新

出揃った252iシリーズ、あなたはどれにする?

ドコモのスタンダードモデル、「252i」シリーズが出揃った。それぞれに個性的な端末がラインアップされる中、端末選びのポイントをまとめてみた。

 「D252i」(9月2日の記事参照)を皮切りに次々と発表されたドコモのスタンダードモデル「252i」シリーズ。ドコモによれば、10月10日から発売された「SH252i」(10月8日の記事参照)、10月14日に発表された「N252i」「P252i」(10月14日10月14日)で、すべてのラインアップが出揃ったという。

 ボディカラー、機能、サイズ、デザイン──それぞれに個性的な4モデルについて、端末選びのポイントをまとめてみた。


 なお、252iシリーズ共通の機能は以下の通りだ。

  • 28.8Kbpsの高速iモード対応
  • 着メロ容量が20Kバイト
  • チャットメール機能搭載
  • バグのネット経由による修復に対応

薄さ・軽さで選ぶなら

 スタンダードモデルでは、機能の豊富さよりも、手になじむコンパクトさを求めるユーザーも多い。252iシリーズでは、P252iを除いた3モデルが22ミリという薄さで、重さも100グラムを切っている。

端末名厚さ高さ重さ外部メモリ
SH252i47ミリ22ミリ94ミリ98グラム×
N252i48ミリ22ミリ93ミリ97グラム×
D252i48ミリ22ミリ102ミリ99グラムメモリースティックDuo
P252i51ミリ26ミリ102ミリ114グラムminiSD

 うち、SH252iとN252iは、外部メモリカードには未対応。メモリースティックDuoスロットを搭載しながら、薄さ・軽さにも妥協がないD252iのがんばりが目立つところだ。

液晶で選ぶなら

 メイン液晶で一歩抜きん出た感があるのは、唯一QVGA表示に対応し、大きさも2.2インチとシリーズ最大クラスのSH252i。文字やメニューが高精細で表示され、カレンダーやスケジュール、画像加工画面などの内蔵機能の表示も高い解像度が生かされている。

 解像度は高くないものの、ユニークな機能を搭載しているのがD252iとN252i。受信したメールを画面の上半分に表示させながら返事を書けるようになっているのだ。いずれもハイエンド端末に搭載されていたものが、252iにも載ってきたかっこうだ。

  • メイン液晶

端末名液晶サイズ解像度色数種類
SH252i2.2インチ240×320ピクセル26万2144色CGシリコン液晶
N252i1.9インチ132×176ピクセル6万5536色TFT
D252i2インチ176×240ピクセル26万2144色TFD
P252i2.2インチ132×176ピクセル6万5536色TFT

 大きさ、色数、解像度ともに背面液晶でトップなのはP252i。その大きさは、端末を閉じたまま新着メールを確認したり、全文を読めるところに生かされている。

  • 背面液晶

端末名液晶サイズ解像度色数種類
SH252i1インチ96×64ピクセル6万5536色STN
N252i0.8インチ66×88ピクセル4096色STN
D252i1.1インチ88×120ピクセル4096色STN
P252i1.1インチ96×64ピクセル6万5536色TFT

ボディカラーで選ぶなら

 これまでのドコモ端末ではお目にかかれなかった、大胆な色使いで目を引くのは、P252iとN252i。とくにP252iのシャイニングライムは、蛍光がかった緑とホワイトのツートンカラーで新鮮さや若々しさを表現しており、個性が際立つ(10月14日の記事参照)。

 N252iは、パールを強めに入れたかわいらしい黄色「ハニーレモン」で“ほかとは一味違う”イメージを主張(10月14日の記事参照)。「くまのプーさん」のキャラクターが内蔵されていることもあり、女性の人気を呼びそうだ。

 SH252iは、ブラックとシルバー、ブルーという3色で、色としてはおとなしい雰囲気。スケジュール機能(10月8日の記事参照)が際立っていることもあり、NやPより上の年齢層を狙っている模様だ。

端末名ボディカラー
SH252iエフェクティブブルー、カクテルシルバー、ドレッシーブラック
N252iシルバームース、スウィートピーチ、ハニーレモン
D252iノーブルブルー、アクアシルバー、オパールピンク
P252iシャイニングライム、アマランスブルー、カームネイビー


D252i(左上)、SH252i(左下)、N251i(右上)、P252i(右下。ボディカラーは、それぞれ左からアクアシルバーノーブルブルー、オパールピンク(D252i)、エフェクティブブルー、カクテルシルバー、ドレッシーブラック(SH252i)、ハニーレモン、スウィートピーチ、シルバームース(N252i)、カームネイビー、ニングライム、シャイアマランスブルー(P252i)

カメラ機能で選ぶなら

 いずれも記録画素数で31万画素と、スタンダード端末ながら高機能化が図られた252iシリーズ。高機能さでトップに立つのは、マクロ機能を搭載し、QRコード読み取りにも対応したSH252iだ。

 マクロ機能には対応していないが、文字をくっきり写す撮影モードが搭載されているのがD252i。ほかにも「日焼け」「夜景」「美白」など全8種のモードを用意しており、力が入っている。

 4モデルともVGAサイズでの撮影が可能だが、どのサイズで撮っても送信時にiショットサイズに自動変換してくれる機能を備えた端末が二つある。D252iとSH252iだ。撮影時にサイズを気にする必要がなく、送信の際に煩わしい変換をしなくていいのは大きなアドバンテージになるだろう。

 なおN252iは、iショットサイズへの手動切り出しが、P252iは手動の切り出しと縮小が可能だ。

端末名受光素子マクロQRコードリーダ
SH252i31万画素CCD
N252i31万画素CMOS××
D252i17万画素CCD(記録画素数31万画素)××
P252i31万画素CMOS××



関連記事
▼ 「P252i」は10月28日、「N252i」は10月31日に発売
ドコモは受信速度が504i、505iシリーズ相当になった252iシリーズの「N252i」と「P252i」を発売する。P252iは10月28日、N252iは10月31日に販売開始。これでシリーズ全ての端末が店頭に並ぶことになる。

▼ 「くまのプーさん」をイメージしたカラー〜「N252i」
20代前半の若者層をメインターゲットにしたNECの「N252i」。待ち受け画面やフォトフレームに「くまのプーさん」を採用。ボディカラーもプーさんのイメージに合わせた「ハニーレモン」がラインアップされる。

▼ 「スニーカーケータイ」と呼んでください〜「P252i」
「メインターゲットは10代」という「P252i」。若者の間でワンポイントに蛍光色を使うファッションが流行っていることから、携帯電話にもそれを取り入れた。そのカジュアルな雰囲気から愛称は「スニーカーケータイ」だ。

▼ 使いやすいスケジュール機能〜「SH252i」
10月10日に発売が決まった「SH252i」が、CEATECのシャープブースに出展されている。手になじむ大きさにシンプルなデザイン。スケジュール機能が強化されるなど、大人を意識した端末だ。

▼ バグをネット経由で修復〜ドコモが新シリーズで
「Windows Update」のように、不具合のあるソフトウェアをネット経由で修正できる機能を、ドコモは今月発売の端末「252iシリーズ」から盛り込む。

▼ ドコモ、ダウンロードによる端末ソフト更新システムを運用開始へ
NTTドコモは、携帯端末の内部ソフトウェアをダウンロード方式で更新するシステムを10月17日から運用を開始する。端末のソフトに不具合があった場合、ユーザー自身がダウンロードで更新できるようになる。

▼ 「252iシリーズ」の三つの特徴
カメラ付きのスタンダード端末、252iシリーズの片鱗が明かされた。通信速度が下り28.8Kbpsと505i相当に高速化されたほか、チャットメール機能が標準搭載される。

▼ ドコモ、シャープ製SH252iを開発
ドコモはシャープ製の「SH252i」を開発中であることを明らかにした。31万画素CCDカメラを搭載、最大18枚の連写や、連写した写真の合成を行える。

▼ ドコモ、受信速度が3倍の「252iシリーズ」を開発
ドコモは、受信速度が504i、505iシリーズ相当になった「252iシリーズ」を開発した。着メロの容量は20Kバイトに拡大されている。

[後藤祥子, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!