設定はCLIE、録画は小型レコーダで〜「PEGA-VR100K」を試す(1/2)CLIEをはじめとする、ソニーのメモリースティックスロット付きモバイル機器用ビデオレコーダーとして登場するのがアナログテレビチューナー内蔵の「PEGA-VR100K」。録画設定はCLIEで行い、録画情報が入ったメモリースティックを差すだけで番組録画を行える。
ソニーがリリースする「メモリースティックビデオレコーダー(PEGA-VR100K)」(9月5日の記事参照)は、メモリースティックに録画するタイプのシリコンビデオレコーダー。タイマー録画機能を備え、アナログテレビチューナーを内蔵。単体でテレビ録画できるのが特徴だ。記録媒体がシリコンメディアのため、サイズもポータブルCDプレイヤー並みのコンパクトさ。ソニーらしいスタイリッシュなデザインも目を引く。 メモリースティックビデオレコーダーは、「モバイルムービー形式」のデータをメモリースティックに録画、それを対応機器のメモリースティックスロットに差して閲覧する。現在、対応機器として挙げられるのは、UX50、NX80V、NX73V、TG50、NZ90、NX70V、NX60のCLIE 6機種とauのソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製端末「A5404S」(10月6日の記事参照)、11月10日に発売予定のモバイルAVビューワ「MSV-A1」(8月28日の記事参照)、そしてフラット画面TV「WEGA」シリーズ(8月28日の記事参照)だ。
本体は極めてシンプルな構成。ディスプレイ部は4桁のアルファベット+数字表示のみで、二つのインジケータがある程度。操作系は上面に集中して配置され、ボタンは七つしかない。 それなら「細かい操作はリモコンで?」と思いきや、リモコンも付いていない。操作面が心配になるが、本機はそもそも単体で行えること自体が極めてシンプル。日常的に行える操作は、基本的にはチャンネル切り替えと録画の開始/停止しかない。つまり、これらのボタンで十分なのだ。
こうしたシンプルな操作体系は、本機をCLIEの周辺機器と位置づけ、手がかかる操作はすべてCLIE側で行う仕組みにしたことで実現した。このような発想は、PCペリフェラルに近いHDDビデオレコーダーなどでも見られるが、有線でPCと接続する必要があったり、無線LANで接続しようとするとコストが余計にかかったりといった点が課題になっている。 そこでソニーは、本機とCLIE間を行き来するメモリースティックをそのまま活用する方法をとった。録画予約はもちろん、受信チャンネルの設定までCLIEで行い、CLIEはメモリースティックに必要な情報の書き込みを行う。そしてメモリースティックを本機に挿入すると、自動で情報を読み出して録画設定を行う仕組みだ。こうして余分なコストをかけることなく、両デバイスの連携を可能にしている。 [坪山博貴, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/2 | 次のページ モバイルショップ
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