Mobile:NEWS 2003年10月21日 03:14 AM 更新

505iSのスペックを横並びで考える

カメラ機能の進化だけでなく、iSシリーズでは各機種、軽量・薄型化を遂げた。液晶サイズも2.4インチが主流になりつつある。

 カメラの画素数を中心に、正常進化を遂げた「505iSシリーズ」。「P505iS」のように、これまでと全く形状を変えた端末もお目見えするなど、ギミック面でも注目度が高い。

 しかし「iSシリーズ」は、「D505iS」を除いて正式発表されたわけではなく、505iシリーズのときと同じく“開発表明”。発表会でも、実機の展示はD505iSのみで、ほかの各機種はモックアップが並んでいただけだ。スペックも「あくまで予想」であり、どうなるか分からない。しかし、カメラ画素数や外見は大きくは変わらないはずだ。

機種名P505iSSO505iSSH505iSN505iSD505iS
重さ123グラム133グラム115グラム117グラム113グラム
サイズ(幅×高さ×厚み)50×110×25ミリ110×51×25ミリ50×102×23ミリ99×50×25ミリ106×49×26
連続待受時間500時間400時間350時間350時間520時間
連続通話時間145分130分130分150分135分
メインディスプレイ2.4インチ6万5536色TFT液晶2.3インチ26万2144色TFT液晶2.4インチ26万2144色CGシリコン液晶2.4インチ26万2144色TFT液晶2.2インチ26万2144色TFD液晶
サブディスプレイ0.9インチ2階調モノクロSTN液晶1.2インチ6万5536色TFT液晶1.1インチ6万5536色TFT液晶1.1インチ6万5536色TFD液晶
カメラ有効128万画素(記録画素数123万画素)130万画素(記録画素数123万画素)有効202万画素(記録200万画素)130万画素(記録画素数123万画素)100万画素(記録画素数200万画素)
外部メモリminiSDカードメモリースティックDuominiSDカードminiSDメモリースティックDuo
ボディカラー赤、青、銀ホワイト、マンダリン、ブラックブルー、ブラック、シルバーピンク、シルバー、ブラックスカイグレー、エアリーホワイト、トワイライトブルー

 横並びで、各機種のスペックを並べてみたのが、上の表。各項目をチェックしていこう。

最軽量は「D505iS」、最薄は「SH505iS」

 現在のところ、最軽量はD505iSの113グラム。505iシリーズでは115グラムが下限だったが、iSでは各機種ダイエットを果たした。

 大きな減量に成功したのが「SO505iS」。回転液晶という斬新なフォルムが注目を集めたが、いかんせん145グラムという重さは、使う人を選んだ。iSでは133グラムを実現し、薄さも33ミリから25ミリと他機種並みの薄さに。

 iSシリーズで最薄の称号を手にしたのは「SH505iS」。Pが大きく形状を変え、Fが不参戦の中ではあるが、アンテナ内蔵やカメラ位置の変更が利いたのか、厚さ23ミリとなった。

待ち受け最長は「D505iS」、通話分数は「N505iS」

 高機能な505iシリーズのユーザーの間では“電池のもち”を気にする人がけっこういた。さらに機能アップしたiSではどうか。

 待ち受け時間最長はD505iSの520時間。D505iから変更はない。逆に、最も短いのはSH505iSとN505iSの350時間だ。「電池のもちが悪い」と悪評のあったSHは、505iの300時間から50時間伸ばしてきた。単純に連続待受時間で電池の持ちを比べることはできないが、SHの弱点の一つが克服されつつあるともいえる。

 連続通話時間のトップはN505iSの150分。505iの際の順位を守った。

液晶は2.2インチから2.4インチへ

 メインディスプレイは、さらに大型化した。505iでは多くが2.2インチで、N505iとSH505iだけが2.4インチを搭載。

 ところが半年経ったiSでは、主流が2.4インチに移行した。SO505iSは0.1インチ増やして2.3インチ、D505iSは従来通り2.2インチ。ほかは2.4インチだ。

 逆に、サブ液晶は大きな変化がない。サイズも1.1〜1.2インチ。SH505iSが従来のSTNからTFTに変更したほかは、P505iSが形状変更に伴いモノクロディスプレイを採用した。

200万画素+AFのSH505iS

 カメラはやはりSH505iSの200万画素が光る。D505iSも200万画素出力が可能な100万画素スーパーCCDハニカムを搭載しているが、SH505iSはオートフォーカス(AF)対応でさらに先を行く。

 またP505iSのAF付き128万画素も見逃せない。

505iS、登場順を予測すると?

 開発表明ということで、機能の詳細も発売日程も明かされなかったiSシリーズだが、ここは大胆に発売日を予想してみよう。

 ZDNetが得た情報によると、D505iSが23日発売と先陣を切り、それに続くのがP505iSになる模様だ。3機種目はN505iS、そしてSH505iS、SO505iSと並ぶ。各機種共に、年末のボーナス商戦を目指して開発が進んでいる。

 もちろん、これは何ら確定した情報ではないし、ちょっとしたトラブルで1カ月程度、発売日がずれてしまうのは携帯電話ではよくあること。ドコモは順次正式な発売日を発表するので、各機種が順調に完成するのを楽しみにしたい。



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関連リンク
▼ ドコモ ニュースリリース

[斎藤健二, ITmedia]

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