Mobile:NEWS 2003年10月22日 05:06 PM 更新

CDMA 1x WIN対応のPCカード型端末〜「W01K」

下り2.4Mbpsのデータ通信をPCで──。CDMA 1x WIN対応の京セラ製PCカード型端末は、受信感度の劣化を防ぐダイバーシティアンテナが付属する。

 京セラ製の「W01K」は、CDMA 1x WIN(10月22日の記事参照)によるデータ通信をPCで行うためのPCカード型端末。CDMA 2000 1XやcdmaOneの通信方式にも対応し、各サービスのエリアに入るとその中の最上位のサービスが選択される仕組みだ。


 サイズは120×54×13ミリ、重さ約55グラム。本体に装備される可動式アンテナに加え、外付けのダイバーシティアンテナを使えるのが特徴。

 料金プランとしては、1パケットあたり0.1円、基本使用料1500円のデータシングル契約が用意され、必要に応じてパケット通信料割引プランを併用することになる。なおカードを使ったデータ通信利用では、1x WINの定額料金は利用できない。

プランパケット割WINパケット割WIN ミドルパケット割WIN スーパー
定額料1200円/月4000円/月7500円/月
無料通信料1200円(1万2000パケット)4000円(16万パケット)7500円(50万パケット)
通信料0.1円/パケット0.025円/パケット0.015/パケット

 1x WINの提供と同時に対応するISPはDION(月額900円)。その他のISPも順次対応予定だという。


W01Kにはダイバーシティアンテナの接続用ポートが付いている


製品に付属するダイバーシティアンテナ

 外部アンテナは、電波の弱い場所でデータ通信を行う際に使うもので、PCから出る輻射ノイズによる受信感度の劣化を防ぎ、安定したデータ通信を可能にするという。

 PC側の対応OSは、Windows 98SE/Me/2000/XPで、Macintoshへの対応予定はない。また、今回発表されたCDMA 1X WINの音声端末2モデルとPCを接続する専用ケーブルのリリース予定はなく、W01KがPCとのデータ通信用途で唯一CDMA 1X WINを使える手段になる。

 auは今後のCDMA 1X WIN対応音声端末については、PCとの接続ケーブルを用意することも検討するとしている。


300Kbpsの動画コンテンツをCDMA 1X WIN経由で受信し、PCで再生させるデモ。動画はなめらかに再生されていた

  • 主なスペック

端末名W01K
サイズ120×54×13ミリ
重さ約55グラム
形状PCカード TypeII Extended
データ通信速度EV-DO:下り最大2.4Mbps、上り最大144Kbps 1X:下り最大144Kbps、上り最大64Kbps cdmaOne:下り最大64Kbps、上り最大14.4Kbps
対応OSWindows 98SE/Me/2000/XP



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[後藤祥子, ITmedia]

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