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2003年10月30日　02:29 AM 更新

中国の携帯市場は2007年までに4億人規模に

中国の携帯市場が急激に伸びている。今年に入ってから20％成長を続けており、2007年には4億人のユーザーを抱えることになりそうだ。（IDG）

　調査会社Instat/MDRは10月28日、中国のワイヤレスサービス市場は急速に伸びており、2007年までには利用者数が4億人以上に達するだろうとの報告書を発表した。

　中国は2002年末までに2億700万人の携帯電話登録者がおり、毎年平均で10％以上伸長している。中国は世界最大の携帯市場であるだけでなく、最も急速に伸びている市場でもあると同報告書は述べている。

　中国情報産業省によれば、登録者数は9月末に2億4900万人に達しており、今年最初の9カ月の成長率は20％を超えているという。

　中国の携帯市場は音声中心の低価格モデルから音声、ワイヤレスデータ、マルチメディアサービスが複雑にミックスされたモデルへの転換期にある。これはインフラストラクチャーおよびデバイスメーカー、アプリケーションデベロッパー、部品メーカーらにとって、特に欧米の携帯市場の成長率が中国よりもはるかに低いことを考えれば、重要なチャンスであるとInStat/MDRは述べている。

　中国の携帯市場で予想される変化は次のとおり：

（1）CDMA2000、WCDMA、TD-SCDMAなどの次世代ネットワークの採用により、キャリアはネットワーク効率が改善され、大容量となり、高速ワイヤレスデータサービスを提供することが可能となる。

（2）市場のハイエンドもローエンドの両方にチャンスはある。企業ユーザーは先進的なデータサービスを使おうとするだろうし、ネットワークの効率化により、キャリアは初心者には低価格なサービスを影響することも可能だ。

（3）ビジネス分野は、企業のワイヤレス設備が増え、デバイスの機能が向上するにつれ、徐々に2.5Gからおよび3Gサービスに移行するだろう。

[IDG Japan ]

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